場所:妙高市の福祉施設であり、もともとは別の場所にあったが、老朽化のため2013年3月末で閉館し、同年4月1日より現在の施設での営業を開始した。建物は、日曹健康保険組合が保養所として利用していた施設を市が無償で譲渡を受け、改修工事を行って開館した。もとは妙高温泉の場所にあったが、山側に移転し、池の平温泉側になったので、ここでは池の平温泉としておく。源泉は同じであり、妙高池の平温泉というのが正解であろう。上信越道・妙高高原ICを降り、池の平方面への案内板に従って進むと、ほんの数分で到着する。
料金:鍵なし下足箱に靴を入れて入館し、受付で料金を払う。市外の大人450円(市内250円)、中学生以下250円(市内無料)、幼児無料、タオルなし。
浴室:脱衣場には脱衣棚に脱衣籠のみであり、貴重品類は受付前にある貴重品ボックスに入れる。脱衣場洗面台にはドライヤーがある。浴室には深めの浴槽がひとつあるのみで、シンプル。窓は曇りガラスのため景色は見えない。洗い場にはボディソープはあるが、シャンプーはない。
泉質:源泉名は南地獄谷・濾過後。泉質は単純温泉。源泉温度62.3℃、PH 8.1。主な成分(イオン濃度mg/kg、平成16年9月22日分析)は、LI
0.01、Na 27、K 5.5、NH4 25、Mg 23、Ca 72、Sr 0.30、Ba
0.02、Al 0.08、Mn 0.8、Fe(II) 0.01、Fe(III) 0.22、Cl 2.1、Br 2.2、I
0.17、NO3 0.1、SO4 230、HPO4 0.17、HCO3 190、CO3 1、メタ珪酸140、メタ硼酸 5.6、遊離CO2
3、などガス性除く成分総計は725mg/kgである。湯は無色透明で、ほとんど無味・無臭。循環ろ過あり、塩素系消毒剤使用、加熱ありとの掲示があったが、オーバーフローもあって、鮮度は良好。熱めになっていて、良く温まった。
コメント:建物はもともと保養所だったこともあり、館内は比較的ゆったりとしている。もとは食堂だったと思われる展望の良い部屋があるが、食堂の営業はない。持ち込みや出前が可能であり、無料の休憩所や低料金(120円)の貸切個室、会議室等もあって、ゆっくり過ごせそうだ。上信越道・妙高高原ICから数分、国道18号線から近いので、行楽のついでに利用されると良いと思う。
→ブログ
(No.511 2015/4/25) |