妙高温泉 関川共同浴場 (妙高市・旧妙高高原町) C  (泉質B、浴室D、設備D、眺めD)

妙高市関川 TEL:0255-86-2906 営業時間:13:00-21:00 定休日:1,10,20日
泉質:単純硫黄泉、72℃
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:なし シャンプー:なし 休憩所:なし 食堂:なし

場所:国道18号線から駅や役場がある妙高高原町の市街地に入る。旧国道の関川交差点から町に入ると四角形の大きな池があり、その隣が妙高温泉の駐車場になっているので、そこに車を置き、温泉街に向けて歩く。右手に古そうな福祉センター(ここも入浴可能)が見えたら左に路地を入る。少し行くと家に隠れるように左手に共同浴場がある。看板があるわけでもなく、その気になって探さないと分かりにくい。ブリキの煙突が目印。

料金:大人200円、小人100円、タオルなし。入り口の券売機で入浴券を買い、番台のおばさんに渡す。ここは地元の人たちの共同運営であり、加入者は60円(小人30円)で入れる。

浴室:大浴槽がひとつのみ。淡黄色がかった湯が満ちている。ケロリンの洗い桶があるが、洗い場には石鹸類は全くなく、シャワーもない。古いがきれいに管理されている。

泉質:温泉名は妙高池の平温泉と掲示されている。湧出地は妙高山中腹の標高1800mの南地獄谷である。源泉温度72℃。淡黄色透明、無臭だが、わずかに硫黄味がする。泉質は単純硫黄泉で、硫化水素イオンを9.5mg/kg含むほか、ガス性除く成分総計は844.6mg/kgで、柔らかい湯である。

コメント:温泉街というより住宅街の中にひっそりたたずむ素朴な共同浴場である。通りすがりに利用させていただくのは良いが、石鹸類は持参しましょう。

参考:妙高温泉は、明治43年開湯という長い歴史を持つ。当初は赤倉温泉よりの引湯であったが、大正11年から妙高山の南地獄谷から引湯している。ちなみに、湯を引く途中に、昭和初期に温泉付き別荘地として開発されたのが池の平温泉であり、両者は親子みたいな関係である。

(No.171 2000/5/24)

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