くびき野温泉 門前の湯 (上越市) B  (泉質B、浴室B、設備B、眺めD)

上越市下門前162 TEL:025-531-2645 営業時間:6:30-24:00(最終入館23:30) 定休日:なし
泉質:ナトリウム-塩化物泉、40.5℃、循環
タオル:なし サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://www.kubikino.co.jp/

場所:上越ジャスコの近く、ヤマダ電機横の道路を国道18号線と平行に、北に向かって走るとやがて右手にある。平成19年1月30日にオープンした温浴施設である。公衆浴場(銭湯)を名乗り、当初は食堂や休憩設備がなかったが、2011年3月に、隣に「ホテル門前の湯」がオープンし、廊下でつながって無料休憩所、食堂が整備された。

料金:入浴は大人480円、小学生150円、幼児70円で、サウナは240円、大人入浴券+サウナ720円、入浴回数券(11枚)4800円、入浴+サウナ回数券(8枚)5000円。レンタルフェイスタオル170円、レンタルバスタオル170円、レンタルタオルセット300円。(2023年1月料金改定) 20個で1回無料のスタンプカードあり。コイン返却式の鍵付き下足箱に靴を入れ、券売機で入浴券を購入して受付する。

浴室:脱衣場のロッカーはコイン返却式。浴室には掛け湯、細長い大浴槽があり、一部は深く(1m)なっている。露天風呂(釜風呂;五右衛門風呂)があるが、2〜3人がやっとという小さなものである。浴槽は本当に鉄製の釜である。洗い場は15ヶ所。湯と水の蛇口が別々で、鏡の上に固定されたシャワーヘッドのある旧式の洗い場が13、普通の混合栓・シャワー付きの洗い場が2ヶ所である。階段を上った二階は別料金ゾーンであり、低温の塩サウナと高温サウナ、水風呂がある。ここにも混合栓・シャワー付きの洗い場が3ヶ所ある。窓からは塀が見えるのみであり景色は見えない。脱衣場洗面台にはドライヤーが置いてある。当初は洗い場に石鹸類がなかったが、その後ボディソープ、シャンプー類が整備された。

泉質:源泉名はくびきの温泉。源泉温度40.5℃のナトリウム-塩化物泉。湧出量は62L/分、PH 7.4。主な成分(イオン濃度mg/kg)は、Li 0.66、Na 4400、K 16、Mg 31、Ca 100、Sr 4.6、Ba 3.2、Al 6.3、Mn 0.23、Fe(II) 0.02、Fe(III) 4.4、Cu 0.06、Zn 0.03、F 0.85、Cl 6800、Br 29、I 10.0、NO3 0.09、SO4 0.14、HPO4 0.14、HCO3 302、CO3 0.39、メタ珪酸 27、メタ硼酸 74、遊離CO2 18、など成分総計は11828mg/kg。実際の湯は、淡黄色透明で、塩辛く、若干の薬味、薬臭、トロミがあり、肌のツルスベ感ある。露天風呂の湯は濁りがある。加水はしていないが塩素消毒され、内湯・露天ともに循環式。パンフレットには露天風呂は掛け流しと書いてあったが、底に強力な吸引があった。

コメント:受付前のロビーに自販機や長椅子が置いてあるが、当初は館内には食堂や休憩所はなかった。日帰り温泉のつもりで行くと何もなく、洗い場にシャンプーもないのでがっかりであった。しかし、2011年3月より、食堂や休憩所が使用可能となり便利になった。
 もともとの湧出量が少ないので循環式は仕方ないが、濃い温泉なので、循環に十分耐えている。料金的にも安く、入浴に限ればお勧めである。七福の湯はすぐ近く、上越の湯も遠くない。大型商業施設が建ち並ぶ激戦区であるが、日帰り温泉も激戦である。それぞれコンセプトは違うので、棲み分けがされることだろう。

*2011年3月26日、隣に「ホテル門前の湯」がオープンした。宿泊すると門前の湯を自由に利用できる。食堂や休憩室もある。シングルは4500円からの低料金であり、和室や身障者室もある。
また、朝湯(6:30〜8:00)が始まった。

*2013年1月、2本目の源泉掘削に成功し、7月から使用開始された。くびき野温泉2号井、ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉。

(No.411 2007/1/30、2007/2/9、2011/4/20、2011/6/30、2013/4/6追記、2014/10/16料金訂正、2020/4/1料金改定、2023/1/1料金改定)

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