天然温泉 上越の湯 (上越市) B  (泉質B、浴室A、設備A、眺めD) 2018年8月29日で閉館

上越市富岡539-7 TEL:025-526-1126 営業時間:24時間(0:45〜5:45清掃のため入浴不可) 定休日:なし
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、25.3℃
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://www.joetsunoyu.jp/

場所:北陸道上越インター南の大型ショッピングゾーンである上越ウイングマーケット内のカウボーイの一角を改装して2004年にオープンした大型温浴施設であるが、経営する北海道資本のグルメボーイの営業不振により、北海道内の3施設とともに、2010年12月26日で突然閉店してしまった。「上越の湯」単体では営業成績は悪くなかったとのことであり、閉店が惜しまれていたが、その後糸魚川市に本社を置く「汐路グループ」が経営を引き継ぐことになり、2011年2月16日に再オープンした。旧来同様の大きな看板がいやでも目立つ。下足箱に靴を入れ、鍵と引き換えに受付する。

料金:入館料(入湯税込)は、日中フリータイム(10:00-23:00):大人1000円、小人500円、3時間コース(5:00-0:00)平日:大人330円、小人160円、土日祝日:大人440円、小人270円、3時間以降は1時間110円加算、延長3時間以上はフリータイム料金。ともにタオル別。
夜間は、3時間コース(0:00-):大人500円、小人300円、延長1時間200円、延長2時間以上はフリータイム料金。6時間コース(22:00-):大人850円、小人600円、延長1時間200円(10:00まで)。フリータイム(23:00-10:00):大人1850円、小人1200円。ともにタオル別。
宿泊パック(入館料、深夜料金、館内着、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシセット、カミソリ、朝食)は大人1人平日4000円、休日4500円、小人は一律2500円。

浴室:脱衣場のロッカーは大型で使いやすい。浴室には、掛け湯、長方形の大浴槽のほか、円形のジャグジー、寝湯、水風呂、露天風呂、露天の座湯(訪問時は使用されておらず)、低温備長炭サウナ、高温サウナ、ブラックシリカ岩盤浴、さらに垢すりコーナー等があり、設備的には充実している。しかし、内湯に窓はなく、天井が低く感じられ、デザイン的にも風情は感じられない。露天風呂とは言うものの、屋根・壁ともにあり、壁の上部に隙間がある程度で、外の景色が見えるわけではない。サウナの充実度は特記すべきであり、岩盤浴でまどろんでいると心身共に癒される。ただし、サウナは深夜は利用できない。
 洗い場は仕切り付き19、仕切りなし9で、計28カ所ある。ボディソープ、リンスインシャンプーが置いてある。脱衣場の洗面台には無料のドライヤーの他、整髪料、ヘアブラシ、綿棒等が備えられており、紙コップ式の水のサーバーが置いてあるのは良い。

泉質:源泉名は上越の湯。源泉温度25.3℃のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉である。PH 7.69。主な成分(イオン濃度mg/kg、平成16年5月6日分析)は、Na 375.3、K 9.1、NH4 3.8、Mg 11.1、Ca 18.8、Al 0.7、Mn 0.3、Fe(II) 4.5、Fe(III) 0.3、F 0.1、Cl 492.5、HPO4 3.1、SO4 1.3、HCO3 335.8、CO3 1.0、メタ珪酸 67.2、メタ硼酸 5.2、遊離CO2 67.2 など、ガス性除く成分総計は1330mg/kgとそれほど濃くはない。
 実際の湯は、淡黄緑色透明、微薬味・微薬臭あり。若干の肌のツルスベ感があり、肌に優しい柔らかな湯である。湯のオーバーフローは少なく、浴槽の大きさに比して注湯量は少ない。掲示はないが加熱循環であろう。

コメント:館内には個別の液晶テレビ付きリクライニング椅子のあるリラックスルームや畳敷きのごろ寝の部屋、軽食のできる休憩所等があり、女性専用のリラックスルーム、ごろ寝スペースもある。他に一般人も利用する焼肉店「きらく」、和食店「汐路」などがある。また、全49室のレンタルルームがあり、最近値上げされたものの平日・朝食付きで4000円(休前日4500円)という宿泊パックは魅力である。1部屋4人まで利用でき、人数が増えると安くなり、4人だと13600円と格安である。整体・マッサージも充実。経営が変わって料金体系が一新されて、利用しやすくなったが、料金体系はかなり複雑である。健康ランドとして一日ゆっくり楽しむには良い施設である。

(No.470 2011/9/18、2012/7/2入浴不可時間訂正、2015/6/6料金訂正、2018/8/29閉館)

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