釜ぶた温泉 釜ぶたの湯 (上越市) A  (泉質A、浴室B、設備B、眺めD)

上越市上越市大和5-4(上越妙高駅西口) TEL:025-520-8126 営業時間:7:00-23:00(最終入館22:30) 定休日:なし
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉、39.0℃、循環
タオル:別 サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし
http://hidakk.co.jp/kamabutanoyu/

場所:上越妙高駅西口に2018年11月15日にオープンした温泉施設(温泉銭湯)である。地元の飛田観光開発が2016年9月から温泉の掘削を開始し、2017年6月に1500mまで掘削したところで温泉の湧出に成功した。周辺は開発途中だが、ホテル等の建設が進んでおり、今後の発展が期待される。隣に、弥生時代の集落跡である釜蓋遺跡があり、「釜ぶたの湯」はこれにちなんでのものである。

料金:大人480円、小学生150円、幼児70円で、サウナは240円、大人入浴券+サウナ720円、入浴回数券(11枚)4800円、入浴+サウナ回数券(8枚)5000円。レンタルフェイスタオル170円、レンタルバスタオル170円、レンタルタオルセット300円。(2023年1月料金改定)20個で1回無料のスタンプカードあり。鍵付き下足箱に靴を入れ、鍵は自分で保管する。券売機で入浴券を購入して受付する。(2023/1/1料金改定)

浴室:脱衣場には鍵付きロッカーがあり好きなものを選ぶ。脱衣場洗面台にはドライヤーが置いてある。浴室には掛け湯、細長い大浴槽があり、一部は深くなっている。洗い場は仕切りなしで15ヶ所。ボディソープ、リンスインシャンプーあり。階段を上った先に、高温サウナと低温ソルトサウナがあり、サウナ専用の洗い場が4ヶ所あるが、このエリアは別料金である。外には屋根の下に細長い露天風呂があるが、塀と屋根に囲まれていて開放感はない。(浴室写真は公式ホームページの写真を改変)

泉質:源泉名は釜ぶたの湯。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性温泉)。源泉温度39.0℃。主な成分(イオン濃度:mg/kg平成29年7月25日分析)は、Li 0.3、Na 1824、K 11.4、NH4 2.9、Mg 4.6、Ca 12.0、Sr 1.6、Ba 1.0、Al 0.2、F 1.4、Cl 1912、Br 10.2、I 3.2、SO4 6.7、S2O3 0.3、HPO4 0.1、HCO3 1524、CO3 13.3、メタケイ酸 28.6、メタホウ酸 58.2、遊離CO2 16.1 など、ガス性除く成分総計は5416mg/kg。加水なし、入浴に適した温度に保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒あり、入浴剤使用なしと掲示。
 実際の湯は、淡黄緑色透明で、ほぼ無臭だが、薄い塩味があり、ツルスベ感が強く、ヌルヌルという表現が適当に思われる。湧出量やPHの記載がなかったが、炭酸水素イオンを豊富に含み、アルカリ度も高いものと思われる。このヌルヌル度は県内でも最強であろう。循環湯というのは残念であるが、温まりも良くて不満はない。ヌルヌルが強すぎて、浴室の床もヌルヌルで、滑りやすいので注意が必要である。

コメント:受付前のロビーに自販機や長椅子が置いてあるが、専用の休憩設備や食堂はなく、温泉銭湯である。経営母体は違うが「門前の湯」と姉妹館になっており、料金体系やポイントカードは共通である。建物の外観や館内、浴室の構造など、「門前の湯」にそっくりである。上越妙高駅西口にあり、交通の便は良く、旅行客の立ち寄りにも便利である。循環湯ではあるがヌルヌルの湯は存在感があり、魅力溢れる温泉である。なお、駐車場の一角に源泉井戸があり、引火性の温泉ガスのためか、周辺は火気厳禁である。

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(No.523 2019/1/12、2020/10/10営業時間・料金訂正。2023/1/1料金改定)

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