場所:国道17号線、六日町の北部の五日町から西側の山手に進む。五日町病院の手前に看板が出ている。なだらかな坂道を上っていくと程なく旅館にたどり着く。 料金:玄関を入っても人気がない。スリッパに履き替え、2階に上がったところにフロントがある。入浴は500円。タオルは貸してくれるようだ。 浴室:階段を上って奥の浴室に向かう。脱衣場はちょっと汚く、ほこりっぽい臭いがする。浴室は大浴槽が1つ、奥に打たせ湯がある。その奥は大きなガラス窓で、鯉が泳ぐ池が見える。大浴槽にはジェット噴射(超音波ジェット風呂)も付いているが弱々しい。女風呂との仕切の部分に大きな水車がありレトロな雰囲気を作り出している。この風呂は大水車風呂と称している。洗い場にはボディソープ、シャンプー類完備。 泉質:源泉名は河原沢鉱泉。廊下に掲示された分析書によれば、「本泉は無色澄明、強硫化水素臭、硫化水素味を呈し、検水1キログラム中蒸発残渣135.0ミリグラム、水素イオン濃度指数7.4、泉温摂氏11.0度である。」と記載されている。泉質は単純硫黄泉。主な成分は、Naイオン23.9mg/kg、Caイオン14.3mg/kg、炭酸水素イオン58.89mg/kg、硫酸イオン32.9mg/kg、メタ珪酸28.0mg/kg、メタ硼酸17.6mg/kgなど成分総計は189.65mg/kgと低濃度。硫化水素イオンを1.56mg/kg含むのでかろうじて温泉法の基準を満たす。実際の湯は、無色透明無味無臭。加熱していない源泉の注ぎ口があるが、そのお湯を飲んでも、硫黄味は感じなかった。この鉱泉は古くから湯花風呂として親しまれてきたそうで、魚沼随一の名湯と自称しているが、特徴を感じなかった。 コメント:硫黄泉とのことだが硫黄臭はせず、ちょっと残念。ただし、他に客はなく、ゆったりと浴室を独り占めできて心地よかった。 (No.203 2001/3/17) |
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