場所:奥只見の銀山平キャンプ場に、2006年7月7日に露天風呂が作られた。奥只見シルバーラインの飽きるほどに長いトンネルの途中から銀山平に出て、橋を渡ってすぐの交差点を左折し、少し進むと右手にある。管理棟の受付で料金を支払い、露天風呂に向かう。 料金:大人500円、小人300円、タオルなし(100円で販売)。管理棟に靴を脱いで入館し、奥の出入り口でサンダルに履き替えて露天風呂に行く。実際は露天風呂へは管理棟の横から受付を通らなくてもチェックされずに行くことができそうであるが、ちゃんと受付しましょう。 浴室:管理棟裏の木立の中に露天風呂棟があるが、手前の屋根付き通路に長細い足湯が作られている。脱衣場は広く、たくさんの脱衣籠がある。浴槽は大きくはなく、4〜5人程度が入れるくらいである。無色透明の湯が注がれ、オーバーフローが多く、掛け流し風であるが、槽内吸引が強力にあり、しっかりと循環されている。洗い場はシャワー付きで3ヶ所。ボディソープ、シャンプーあり。露天風呂とは言っても、屋根も塀もあるので、開放感に乏しく、景色を楽しむこともできないので、これを露天風呂と表現していいのか疑問に思えるほどである。脱衣場洗面台には無料のドライヤーが置いてあり、飲水器もある。あとはベンチが1つあるのみでシンプルである。 泉質:源泉名は銀山平。源泉温度47.6℃のアルカリ性単純温泉。主な成分(イオン濃度mg/kg、平成5年1月25日分析)は、Na 17.4、K 1.2、Ca 7.7、Fe (II) 0.1、F 1.6、Cl 4.5、SO4 14.8、HCO3 64.1、CO3 2.4、メタ珪酸 54.3、メタ硼酸 0.5、遊離CO2 0.1など、ガス性除く成分総計は168.6mg/kgと成分的には特記すべきものはない。湯は無色透明無味無臭。全く癖のない湯である。 コメント:泉質的に特徴はなく、循環式であり、露天風呂とは言うものの、きれい過ぎて景色も見えないので、それほど魅力的には思えないが、キャンプ場の利用者が汗を流すにはちょうど良く、実際そういう客を想定しているのだろう。管理棟には清涼飲料の自販機はあるが食堂はない。2階に休憩用の椅子席と畳の広間があり、くつろげるので、奥只見観光の休憩に利用されても良い。 (No.392 2006/7/29) |
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