場所:前記の栃尾又温泉センターに新しい浴室棟が新築され、栃尾又霊泉の湯として新規開業した。正面の構えは従来と変わりはない。従来の浴室は湯治客専用の混浴浴室に改造され、一般客は利用できない。 料金:大人1000円、小人500円、タオルセット付き。タオル付きはいいが、1000円に値上げされたのはつらい。入浴券に1日券と書いてあるように、1日ゆっくりくつろぐべきだろう。 浴室:きれいなロビーの先に展示コーナーがあり、その先の渡り廊下を渡った所が新館である。1階に絨毯敷きの休憩場所があり、地下1階と2階が浴室であり男女が別れる。エレベーターがあるので助かる。地下1階・2階それぞれにかぶり湯、源泉の大浴槽、寝湯のほか、ジェット付きの加熱浴槽と露天風呂がある。洗い場にはボディソープ・シャンプー類が完備し、仕切もある。露天風呂は岩造りである。木々の緑はきれいだが、景色がいいわけではない。虻に注意。脱衣場には鍵付きロッカーあり。 泉質:これは変わらずに、源泉温度37℃の単純放射能泉。ラドンを64.6x10-10キュリー含む。無色透明無味無臭。ぬる湯にゆっくり浸かり、高ぶった心身を安定させよう。ラドンは気体であり、経皮的だけでなく空気とともに肺から吸収される。ただし、加熱・循環によりどんどん失われてしまうので、薬理効果を期待するなら、やはり掛け流しの非加熱源泉浴槽にゆっくり入るべきだろう。 コメント:浴室に入ると、源泉浴槽には入る余地がないくらいに隙間なく肩を寄せ合って、各人が目を閉じ足を伸ばして入浴している。宗教的な雰囲気さえ感じるほど。ここは目的を持って客が集まっているのだと実感する。浴室が新しくなったのは良いが、湧出量は多くないはずなので湯量が足りているのか少し心配になる。昔の青いタイル張りの浴槽が懐かしい。 (No.222 2001/8/25) |
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