たかまち鉱泉 たかまちの湯 (刈羽村) B (泉質A、浴室C、設備C、眺めD) 2022年6月30日で閉館
刈羽郡刈羽村上高甲9-1 TEL:0257-45-5116 営業時間:平日16:00-21:00、土日祝10:00-21:00
泉質:メタケイ酸・炭酸水素ナトリウムの項による、19.7℃、循環
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
http://hotel-kariwa.com/takamatino-yu/ |
場所:国道116号線の柏崎刈羽原子力発電所への道の交差点にコンビニ(ヤマザキデイリーストア)がある。その横に大きな駐車場とアパート風の建物がある。そこは、かつては「かり和荘」という東電関係者用の寮であったが、その後「ビジネスホテルかりわ」となった。その浴室が日帰り温泉として営業している。以前より源泉は湧出していたが、2010年8月から正式に日帰り温泉としての営業を始めている。
料金:大人400円、小人200円、タオルなし。10枚2000円の回数券がある。玄関を入ると右に下足棚、左に券売機があるので入浴券を購入する。正面に受付風のカウンターがあるが、誰もいないので、入浴券入れのカップに券を入れて入館する。
浴室:玄関を入ってすぐ右手が男女の浴室である。手前が女湯であるが、男湯より狭い。浴室は窓際に長方形の浴槽があり、中央の湯口がある。かつて窓の外には露天風呂があって利用できたが閉鎖され、現在は窓に目張りされて外は見えない。洗い場は左右の壁際にあり、ボディソープ、リンスインシャンプーがある。脱衣場は脱衣棚に脱衣籠がある。洗面台にはドライヤーがある。紫外線殺菌機の中にヘアブラシがあり、その横に剃刀の販売機がある。
かつては、男女露天風呂があったが、浴室から行き来はできず、男湯は浴室前の廊下の奥に、女湯は建物の外に専用の入り口があった。大きな露天浴槽のほか、男湯には壷湯が2つ、女湯には壷湯が1つ設置されていて、洗い場も2ヶ所あった。この露天風呂が利用できなくなったのは残念である。
泉質:源泉名はたかまち鉱泉(別表では刈羽鉱泉と記載)。源泉温度18.1℃。湧出量78.6L/分。メタケイ酸、炭酸水素ナトリウムの項により温泉に該当するが、療養泉の規定を満たさないため泉質名は付かない。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na
167, K 14.6, NH4 1.3, Mg 5.1, Ca 13.2, Mn
0.1, Fe(II) 3.9, F 0.4, Cl 15.4, Br 0.2, HCO3
475.0, CO3 0.7, メタケイ酸66.9, メタホウ酸2.1, 遊離CO2 39.9 など、ガス性除く成分総計は765.9mg/kg。源泉は加温・循環され、塩素消毒あり。実際の湯は、薄い醤油色で、無味無臭。軽いツルスベ感がある。近くの温泉でいうと、三島谷温泉を薄くした感じであり、なかなか良質なモール泉である。
令和元年9月19日付の最新の分析表によると、源泉名は、たかまち鉱泉。温泉法第二条の別表に規定する「メタケけい酸」、「重炭酸そうだ」の項により温泉に適合するが、療養泉の基準に該当しないため、泉質名は付かない。源泉温度
19.7℃、湧出量 75.3L/分(動力揚湯)、PH 8.0。
主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.1>、Na 174.8、K 15.3、NH4 0.1>、Mg 4.3、Ca
12.9、Sr 0.1>、Ba 0.1>、Al 0.1>、Mn 0.1>、Fe(II) 2.5、Fe(III)
0.1>、Cu 0.1>、F 0.4、Cl 26.7、Br 0.2>、I 0.2>、HS 0.1>、S
0.1>、S2O3 0.1>、HSO4 5.0>、SO4 5.0>、HCO3 499.2、CO3
3.8、メタケイ酸 70.3、メタホウ酸 2.4、遊離CO2 8.4、遊離H2S 0.1> など、ガス性除く成分総計は812.6mg/kg。入浴に適した温度にするため加温、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤を使用とのこと。
泉質名が付かない規定泉ではあるが、モール泉の味わいが感じられ、炭酸水素イオンやメタケイ酸を多く含み、ツルスベ感もあって、温泉としての魅力は十分に楽しめる。
コメント:雰囲気は一般の日帰り温泉とはかなり異なり、寮の湯に入らせていただくという感じである。かつては向かいに「桃のはな別館」という食堂兼無料休憩所があり、常連さんがゴロゴロ寝ころんでいて、食事もできて便利であったが、閉鎖されて久しい。通常料金の400円も安いが、回数券だと200円になるので、これはたいへんお得である。近くの人には便利であろう。
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(No.469 2011/8/16、2012/7/6、2012/8/4、2012/12/25、2013/2/14追記、2021/11/20大改訂、2022/6/5追記) |