寺泊温泉 北新館 (長岡市:旧寺泊町) C  (泉質A、浴室B、設備D、眺めC)

三島郡寺泊町年友1039 TEL:0258-75-2172 営業時間:10:30-17:00 定休日:なし
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉、36.6℃、単純硫黄冷鉱泉、14℃、循環
タオル:なし サウナ:なし 露天:なし 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:なし 食堂:なし
http://www.niigata-inet.or.jp/teradomari/hotel/hokushinkan/

場所:寺泊町の海岸の市街地を通る国道402号線から少し丘陵地帯に入った所にある一軒宿である。大正12年創業という歴史ある宿らしい。さかなのアメ横から出雲崎方面に少し進む。相澤美術館の向かい当たりから入っていく道がある。交差点に案内板が出ている。正面入り口は最近立て直して真新しい外観である。

料金:入浴は大人600円、小人300円、タオルなし。

浴室:右手奥の古い建物の方に浴室がある。2つの源泉が特徴で、泉質の違う2つの浴槽を持つ。入ってすぐに食塩泉の大浴槽がある。三畳位の長方形の浴槽で、赤茶けて少々汚い印象を受ける。また、左手奥には大きな硫黄泉の大浴槽がある。こちらは明るく開放的である。ともに一般的な旅館の大浴槽くらいあるので、広々している。それぞれに洗い場が付いており、ボディソープ、シャンプー完備。いかにも2つの浴室の壁を取り払ってつなげたという感じ。後から聞いた話によると、実は混浴だという。つまり、男湯・女湯の壁を取り払ったということか。しかし、そのときの客は私ひとりであり、確認できなかった。残念至極。

泉質:手前の浴槽が、源泉名:年友2号井、ナトリウム-塩化物強塩温泉で、泉温36.6度、湧出量毎分32L、PH 7.8。無色無臭であるが、塩味が強い。肌はツルツルする。温泉の注ぎ口は赤褐色に変色。主な成分は、リチウムイオン16.8mg/kg、ナトリウムイオン6304mg/kg、カリウムイオン35.5mg/kg、アンモニウムイオン44.7mg/kg、マグネシウムイオン91.4mg/kg、カルシウムイオン112.6mg/kg、ストロンチウムイオン43.2mg/kg、バリウムイオン7.2mg/kg、鉄イオン0.9mg/kg、塩素イオン9474mg/kg、臭素イオン12.1mg.kg、ヨウ素イオン6.0mg/kg、硫酸イオン1.8mg/kg、炭酸水素イオン2342mg/kg、炭酸イオン11.2mg/kg、メタ珪酸17.4mg/kg、メタ硼酸117.8mg/kg、遊離二酸化炭素62.3mg/kgなど成分総計18700mg/kgという結構な泉質である。奥の浴槽は、源泉名:年友1号井、単純硫黄冷鉱泉で、泉温14度、湧出量は毎分1.5Lと少ない。PH 8.1。無色透明無味無臭である。主な成分は、ナトリウムイオン95.5mg/kg、マグネシウムイオン7.5mg/kg、カルシウムイオン21.9mg/kg、塩素イオン55.3mg/kg、硫化水素イオン1.1mg/kg、硫酸イオン5.0mg/kg、炭酸水素イオン235.4mg/kgなど蒸発残留物が397.6mg/kgである。

コメント:全く異なる2種類の源泉が楽しめるのは大きな魅力である。寺泊の行楽帰りに利用されるといいが、日帰り入浴は10時〜15時までなのでご注意。

*足湯ができたとの情報をいただきました。(2009/10/2)

(No.138 1999/9、2009/10/2追記、2012/6/16営業時間訂正) 

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