麻生田観音堂温泉 (長岡市) C  (泉質A、浴室なし、設備なし、眺めB)

長岡市某所    TEL:なし  営業時間:24時間  定休日:なし
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、約38℃、自然湧出・垂れ流し
タオル:なし サウナ:なし 露天:あり(浴槽持参) 石鹸:なし シャンプー:なし 休憩所:なし 食堂:なし

場所:(心ない人が写真のドラム缶を破壊して台無しにしてしまいました。不本意ではありますが、場所についての紹介記事は削除します。)
長岡市某所。道路脇の赤錆びたドラム缶から温泉が豪快に湧き出ている。→既に過去の出来事になりましたので、オリジナル記事もご覧ください。

料金:垂れ流され捨てられているだけなので無料のはず。

浴室:ドラム缶から温泉が湧き出ているのみで、浴槽などはない。少し高台なので見晴らしはよく、平野が一望される。

泉質:源泉名は麻生田観音堂温泉というらしい。かつては入浴施設もあったらしいが、今はなにもない。皆様からの情報を総合すると、泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、掘削深度は1187mで、湧出量は動力で152.8L/分、源泉温度43.6℃という記録があるが、現在は約50L/分くらいで自然湧出しており、体感温度は約38℃位と思われる。湯は、無色透明、無臭であるが、塩辛くかなり苦い。塩分濃度は高いと思われ、かなりの高張性と推測される。味から推測すると、陰イオンとしては、塩素イオンのほかマグネシウムイオンもかなり含むように思う。粟島の漁火温泉と良く似た味に感じた。

コメント:畑の脇のドラム缶から温泉が湯気を上げながら湧き出ているのは豪快であるが、何とももったいない。あれだけの湯量があったら、非加熱で掛け流しのすばらしい温泉ができるのに。泉質もすばらしいので、何とか有効利用できないものかと願うばかりである。
 近くには麻生田温泉、九万堂温泉などが埋もれているらしい。沢根の湯とかいうのもあるそうな。名木野湯、田井の湯、見附温泉、桂温泉、愛隣温泉、成願寺温泉、長岡温泉、長岡かまぶろ温泉と、東山丘陵沿いには多数の温泉が連なり、まさに温泉の宝庫である。

(No.286 2003/4/6、2003/8/2改訂)

*2007年4月、麻生の湯として日帰り温泉施設が開業しました。したがいまして、この源泉は現在は存在しません。

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