場所:蓬平温泉の3軒の旅館のうち一番手前にある旅館であり、温泉街入り口の赤い大鳥居をくぐってすぐにある。 料金:入浴のみは大人1000円、小人500円、タオル付き。 浴室:浴室は地下にあり、男湯は「おととの湯」、女湯は「おかかの湯」という。脱衣場には脱衣棚に脱衣籠がずらりと並んでいる。洗面台は小さいが、必要十分な備品類はある。内湯には長方形の大浴槽があり、大きなガラス窓から外の景色が見える。ほかにドライサウナがある。地下ということもあってか、大きなガラス窓にもかかわらず、室内は薄暗くて、落ち着いた雰囲気である。洗い場の椅子、洗面器も木製で良い雰囲気を醸し出している。ボディソープ、シャンプー、リンスあり。外には露天風呂がある。石造りであるが、檜の木枠になっている。小さい浴槽であるが、川の流れの音を聴きながら、ゆったりと湯に浸かっていると気分爽快になる。 泉質:源泉名はよもやま館2号井。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)、源泉温度17.7℃、湧出量9L/分(掘削自噴)、PH8.7。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成19年1月10日分析)は、Na 377.1、K 0.9、NH4 0.1、Mg 1.1、Ca 2.7、Al <0.1、Mn <0.1、Fe(II) <0.1、Fe(III) <0.1、Li <0.1、F 1.2、Cl 309.4、Br 1.0、I 0.3、HS 0.8、S2O3 0.2、SO4 <5.0、HCO3 433.2、CO3 16.4、HSO4 <5.0、メタケイ酸 44.1、メタホウ酸 21.5、遊離CO2 1.4、遊離H2S <0.1。ガス性除く成分総計の記載が何故か抜けていたが、計算すると1210mg/kgになる。湯は当然ながら加熱、循環ろ過、塩素消毒されており、換水は2週に1回とのことである。実際の湯は無色透明無味無臭だが、ツルスベ感があって、浴感は良好であり、魅力ある湯である。 コメント:この旅館は、川を挟んだ対岸の「花舞台」で、毎晩舞が披露されるのが名物である。私は見たことがないので、いつか泊まって見てみたい。 (No.509 2014/11/22) |
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