|
苗場温泉 雪ささの湯 （湯沢町） Ｂ （泉質Ａ、浴室Ｂ、設備Ｂ、眺めＣ）
南魚沼郡湯沢町三国355 TEL：025-780-9500 営業時間：10:00-21:00, 9:00-22:00（冬季) 定休日：木曜日（冬季間無休）
泉質：カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉、48℃、掛け流し
タオル：なし サウナ：なし 露天：あり 石鹸：あり シャンプー：あり 休憩所：あり 食堂：なし
http://kin611.com/yukisasa |
 場所：新潟を代表するリゾート地である苗場にある日帰り温泉施設である。越後湯沢から国道17号線を苗場に向かって坂道を登って行く。苗場プリンスホテルの巨大な建物を右手に見ながら苗場市街に入ると、左手に大きな看板があるのでわかりやすい。かつては「美人の湯」として営業しており、源泉掛け流しの温泉として温泉好きの間では評判であったが、決してきれいではなく、一般人には利用しがたい雰囲気が漂っていた。その後休業との話を聞き心配していたところ、2005年12月17日、経営者が変わってリニューアルされ、源泉掛け流しはそのままに、きれいな、一般人も利用しやすい施設に生まれ変わってオープンした。下足箱に靴を入れ、券売機で入館券を買い受付する。下足箱の鍵は自分で保管する。
料金：入浴料は大人900円、小人400円、タオルなし。カップル券1600円。貸しタオルは100円、バスタオルは200円。10回分6000円の回数券がある。
  浴室：入って左手奥に浴室がある。旧施設の浴室の面影はなく、脱衣場は広々とし、浴室も広い。長方形の木枠で囲まれた大きな浴槽があるのみであるが、茶褐色の濁り湯が掛け流されている。露天風呂も内風呂と同様に木枠の大きな浴槽であり、掛け流されている。雪見風呂は風流であろうが、雪がないと景色は良いとは言えず、男湯は超高層のリゾートマンションから見下ろされている感じである。洗い場は仕切なしで９ヶ所。ボディソープ、シャンプーあり。脱衣場洗面台には無料のドライヤー完備。脱衣棚は鍵なしだが、鍵付きロッカーが別にある。脱衣場内にマッサージ椅子が置いてある。
泉質：源泉名は苗場温泉ゆきささの湯。泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉、源泉温度48.0℃、湧出量320L/分（動力）、PH
7.0。主な成分（イオン濃度：mg/kg、平成17年7月6日分析）は、Li 0.6、Na 716.6、K 68.5、Mg
25.3、Ca 821.1、Sr 5.0、Mn 2.2、Fe(II) 6.2、F 2.0、Cl 1550.0、Br 0.1、SO4 1560.0、HCO3 94.4、HS 0.0、メタ珪酸
34.2、メタ硼酸 88.2、遊離CO2 33.9、遊離HS 0.0 など、ガス性除く成分総計は4975.3mg/kgである。成分的には「美人の湯」時代とほぼ同様である。実際の湯は、茶褐色混濁、無臭であるが、塩味・鉄味がする。湧出時は無色透明とのことだが、鉄分が酸化されて茶色くなるのだろう。源泉は非加水・非加熱・非循環・非濾過・非消毒で掛け流しで使用されており、浴感はすばらしい。
 コメント：館内にはいかにも食堂というような休憩ロビーのほかに、テレビのあるフローリングに絨毯が敷かれた休憩場所がある。建物自身は４階建てであるが、２階以上は利用されていない。玄関前の国道沿いに、屋根付きの無料の足湯がある。小さめではあるが、ここも源泉掛け流しである。旧施設をリニューアルしたため外観はパッとしないが、内部は見違えるほどきれいになっている。源泉100％掛け流しのすばらしい温泉ではあるが、タオルなし800円は高額である。新潟と言うより関東圏と言うべき苗場の相場であろうか。値段を別にすればお勧めできる施設である。
→ブログ
(No.391 2006/5/5、2014/11/15料金訂正) |
