ジュリアード弦楽四重奏団
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2023年10月17日(火) 19:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
ヴァイオリン:アレタ・ズラ 、ロナルド・コープス
ヴィオラ:モーリー・カー 、チェロ:アストリッド・シュウィーン
 
“カヴァティーナ”

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130
ヴィトマン:弦楽四重奏曲 第8番 (Beethoven Study V)*

(休憩20分)

ヴィトマン:弦楽四重奏曲 第10番「カヴァティーナ」 (Beethoven Study V)*
ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 作品133

  *ジュリアード弦楽四重奏団委嘱作品

 世界を代表する弦楽四重奏団であるジュリアード弦楽四重奏団は、ニューヨークのジュリアード音楽院の教授たちによって、1946年に創設されました。当然ながらメンバーは入れ替わってきましたが、常に世界のトップを走り続けています。

 このジュリアード弦楽四重奏団のりゅーとぴあでの演奏会は、当初は2020年10月16日に開催が予定されていました。このときは、東京交響楽団新潟定期演奏会の定期会員の招待枠が設定されており、定期会員の私も行く予定にして、チケットも手元にありました。
 しかし、コロナ禍により、11月に設定されていたザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団の公演ともども中止されてしまいました。東京交響楽団新潟定期演奏会そのものも、2020年度は全て中止され、新潟特別演奏会と形を変えて開催されました。
 その後、2021年1月30日に予定をずらして演奏会が設定されましたが、コロナ禍は収まることはなく、その演奏会は中止になりました。
 そして、2023年となり、コロナ禍が落ち着きをみせて、海外交流も拡大され、ジュリアード弦楽四重奏団の演奏会も、今回ついに開催が実現しました。

 今回のプログラムはベートーヴェンの2曲のほか、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲にインスパイアされて作曲されたというイェルク・ヴィトマンによる2曲の委嘱作品が組まれています。
 ヴィトマンの作品は、ジュリアード弦楽四重奏団のために作曲されたオリジナル作品であり、2022年に世界初演されたものです。
 ヴィトマンはドイツの作曲家で、クラリネット奏者や指揮者としても有名で、その作品は数多くの演奏会で演奏されているそうです。その人気作曲家の弦楽四重奏曲ということで、どんな音楽なのか興味深く感じられました。

 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番の第5楽章「カヴァティーナ」とヴィトマンの弦楽四重奏曲「カヴァティーナ」が演奏されるため、プログラムの副題は「カヴァティーナ」と題されています。
 ベートーヴェンとヴィトマンという200年の隔たりがある作品を同時に演奏するという興味深いプログラムであり、ヨーロッパツアーでも大成功を収めたそうです。

 今回の日本公演は5年ぶりだそうですが、今日のりゅーとぴあでの公演に引き続いて、19日に兵庫県立芸術文化センター、20日に紀尾井ホール、22日に飯田文化会館で開催され、全部で4公演だけです。
 新潟公演は今回の日本ツアーの初日であり、ヴィトマンの作品の日本初演となるため、今日は記念すべき貴重な演奏会といえましょう。

 ということで、チケットを仕事の予定も考えないまま買ってしまいましたが、平日の開催であり、行けないことも考慮して、A席にしておきました。

 穏やかな秋の夕暮れに職場を早めに出て、りゅーとぴあへと車を進めました。既に開場されており、私も早めに入場して、席に座ってこの原稿を書き始めました。

 となるはずでしたが、仕事が長引いて、18時15分過ぎまで会議が続き、その後の残務処理もあって、コンサートに出かけることはできませんでした。
 時間的には後半は聴くことはできましたが、疲労とストレスが蓄積して出かける気力はなく、コンサートへの参加は断念しました。
 まあ、良くあることですので、潔くあきらめました。平日のコンサートは段取りを良くしておかないと無理ですね。懲りずに何度も同じ過ちをしていますが、チケットを買うときは勢いで買ってしまいますので、後の祭りです。

 ジュリアード弦楽四重奏団の皆さんは、来日してすぐの一昨日から新潟入りして、リハーサルを積んでいたそうです。きっと素晴らしい演奏を聴かせてくれたことでしょう。

 と、この記事を書きながら、無理をしてでも行けばよかったと悔やんでいるのでありました。諦めが悪いですね。
 

(客席:2階C6-11、A席:¥4000)