りゅーとぴあにはジュニア音楽教室があり、ジュニア合唱団、ジュニアオーケストラ教室、ジュニア邦楽合奏団が活動していますが、演劇部門として活動しているのが、演劇スタジオ キッズ コース APRICOTです。そのAPRICOTの夏季公演が今年も開催されることになりました。

　昨年はAPRICOTの公演直後に新潟市ジュニア合唱団で新型コロナ感染が発生し、その後のジュニア関係の活動はすべて休止され、ジュニア合唱団やジュニアオーケストラ教室の定期演奏会は中止されました。
　今年は新型コロナ感染の第7波の爆発的拡大の渦中にありますが、社会活動の制限は行われず、新潟市のジュニア関係の各公演も予定通りに開催されることになり、APRICOTの公演も8月6日〜7日の2日間で4公演行われることになりました。

　私はこれまで何回もAPRICOTの公演を観させていただき、毎回子供たちの素晴らしい熱演に感激してきました。もちろん今年も観させていただくことにしました。

　昨年は20周年記念公演として、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を元にした「APRICOTの銀河鉄道の夜」が上演され、子どもたちの演技の素晴らしさ、歌声の素晴らしさに感動が込み上げ、思わず涙が出てきたことを思い出します。

　今年の演目は、宮沢賢治続きでAPRICOT版「風の又三郎」です。コロナ感染のリスク管理もあってのことと思いますが、APRICOTのメンバーはA CAST、B CASTの2グループに分かれ、全4公演を2回ずつ演じます。
　これまでの公演では主要キャストのダブルキャストはありましたが、今回は全員がA、Bに分かれますので、全く違ったメンバーでの公演になります。そのため、違ったキャストの公演を両方観るセット券も発売されました。
　私は他の予定とも勘案して、初日の1公演目（A CAST）を観させていただくことにして、チケット発売早々に購入して楽しみにしていました。

　今週の新潟県内は記録的豪雨に見舞われ、村上市や関川村を中心に甚大な被害が出てしまいました。その後は天候は回復しましたが、暑さが厳しい土曜日になりました。

　今日は12時開演ですので、早めに雑務を片付けて、りゅーとぴあへと急ぎました。

　となるはずでしたが、新型コロナ感染の第7波の拡大はとどまることなく、爆発的感染拡大を続けています。感染は身近に迫っており、連日感染者数の記録更新を続けており、昨日は3700人を超える感染者数が報告されました。県民の20人に1人以上は感染している計算になります。

　こんな状況下にあって、若い人たちがたくさん集まり、混雑が予想されるこの公演には、リスク回避のため参加を自粛することにしました。はなはだ残念ではありますが、ここは我慢したいと思います。

　きっと素晴らしいパフォーマンスで劇場を埋めた観客の感動を誘っていることでしょう。劇場へは行けませんでしたが、その光景が目に浮かぶようです。

　2日間の公演が無事に終えられますよう陰ながら祈りたいと思います。

　追記：8月7日12時開演の公演（B CAST）は、出演者に発熱者が出たため、中止になりました。15時開演の公演（A CAST）は、予定通り開催されました。こういう事態も想定して、A CAST、B CASTの2つに分けての公演にしたものと思いますが、中止の公演が出てしまったのは残念でした。でも、4公演中3公演は無事に開催できて何よりでした。

（客席：2階15-24、￥500）