オルガンサマーデイ2019 1コイン・オルガン・コンサート
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2019年8月25日(日) 11:30 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
オルガン:山本真希
  

(ロビーコンサート)
 加藤由香
   J.S.バッハ:パストラーレ BWV590 より第2、3楽章
 古川由紀子
   ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV164
   J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV645
 加藤由香
   スウェーリンク:大公の踊り
 高橋英里
   ケルル:カッコウによるカプリッチョ
   デュポワ:グラン・コア
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アラウホ:バッターリャ

J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV578
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

キュリ:みんなのためのオルガンガイド 〜りゅーとぴあスペシャル〜

作曲者不明:アメージング・グレース
ムソルグスキー:展覧会の絵 より 
           プロムナード、キエフの大門
 

 りゅーとぴあが誇るオルガンの素晴らしさを、子どもたちや市民に知ってもらおうというコンサートです。小学生以下は無料で、一般人もワンコイン(500円)で聴くことができます。
 以前からこういう催しは何度かあり、私も聴かせていただいたことがありましたが、「オルガンサマーデイ」としては久しぶりの開催ではないでしょうか。子どもたちの夏休みの思い出になるといいですね。

 コンサートそのものは11時半開演ですが、その前にロビーコンサートやオルガン見学会があるとのことで、早めにホール入りしました。チラシ集めをしていましたら、10時40分からのロビーコンサートが始まり、私も500円払って入場しました。 
 ポジティブオルガンによる演奏が3曲ずつ2セッション行われましたが、ロビーに響く柔らかな調べは、大オルガンとは別の味わいがあります。ストップ操作で多才な音色で楽しませてくれました。

 セッションの合間の休憩時間には大オルガンの演奏台前に行って見学しました。また、ロビーにはオルガンのパイプが展示され、吹いて音を出すこともできました。

 時間となり本公演の開始です。客席はオルガンの演奏会としてはなかなかの盛況で、家族連れがたくさん来られていました。ステージ上にはスクリーンが置かれ、演奏風景が映し出されました。

 山本さんが登場して、「バッターリャ」で開演しました。煌びやかなオルガンの音で観客を魅了し、コンサートのつかみとしては良かったと思います。

 ここで山本さんの解説があり、バッハの定番曲を3曲続けて演奏し、オルガン音楽の素晴らしさを再確認させてくれました。

 続いては、大オルガンの多才な音色を解説してくれる「みんなのためのオルガンガイド」です。ナレーションに合わせて演奏が進められ、オルガンの仕組みがよく分かって良かったと思います。

 最後は「アメージング・グレース」をしっとりと演奏した後、「展覧会の絵」を迫力いっぱいに演奏し、フルオーケストラにも負けない大音響で聴衆を圧倒しました。オルガンコンサートには珍しいブラボーの声も上がり、山本さんの演奏の素晴らしさに息を呑みました。

 会場にはオルガンを初めて聴いた人も多かったようですが、オルガンの魅力を堪能できたのではないでしょうか。若い人たちがオルガンの素晴らしさを知り、りゅーとぴあファンが増えてくれることを期待したいと思います。

 

(客席:3階 I 2-9、¥500)