鈴木愛美 ソプラノリサイタル
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2019年4月20日(土) 14:00 長岡リリックホール コンサートホール
 
ソプラノ:鈴木愛美
ピアノ:山岸茂人
 
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」より “アレルヤ”

林 古渓/成田為三:浜辺の歌
北原白秋/山田耕筰:からたちの花
高野喜久雄/高田三郎:くちなし

ドビュッシー:映像第2集 より “金色の魚” (ピアノソロ)

岸田衿子/木下牧子:竹とんぼに
小黒恵子/平井康三郎:うぬぼれ鏡

グルック/ズガンバーティ編:メロディ (ピアノソロ)

ヘンデル:歌劇「リナルド」より “涙の流れるままに”
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より “私のお父さん”

(休憩20分)

J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」より “公爵様、あなたのようなお方には”

シューベルト:アヴェ・マリア
R.シュトラウス:セレナーデ

ドビュッシー:ベルガマスク組曲 より “月の光” (ピアノソロ)

ドビュッシー:星の夜
アーン:クロリスに

シベリウス:ロマンス 作品24-9 (ピアノソロ)

グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より “私は夢に生きたい!”

(アンコール)
ジーツィンスキー:ウィーンわが夢の街
三木露風/山田耕筰:赤とんぼ
 

  
 長岡市出身のソプラノ歌手、鈴木愛美さんのファーストアルバムリリース記念のリサイタルです。新潟県内外で活発な活躍をされていますので、今回初めてのCD発売というのは意外に感じます。
 鈴木さんファンの私としましては、この記念すべきリサイタルは聴き逃せませんので、長岡遠征することにしました。

 いつものように、国道116号線から信濃川沿いの県道経由で与板に入り、広域農道経由でリリックに到着しました。好天に恵まれて、気持ち良いドライブになりました。春って良いですね。

 ホールに着きますとたくさんの観客で賑わっていました。地元ということでチケットは完売となり、ホールは熱気に包まれていました。ホール内では鈴木さんの関係者らしき人が挨拶巡りしておられました。

 白いドレスの鈴木さんとピアノの山岸さんが登場して、“アレルヤ”で開演しました。美しいリリックソプラノで、早速観客を魅了しました。

 ここで鈴木さんの挨拶があり、日本の歌曲を3曲続けて歌いました。その後、山岸さんの挨拶の後、ピアノソロで“金色の魚”を演奏し、再び日本の歌曲を2曲歌い、その後再びピアノソロ。グルックの“メロディ”を切々と演奏して魅了しました。そして、お馴染みのオペラのアリアを2曲歌って前半を終了しました。

 後半は山岸さんだけ出てきて演奏が始まり、どうしたのかと思いましたが、鈴木さんが客席横から登場して驚かせました。衣裳換えしてピンクのキラキラドレスが艶やかでした。後半は曲毎に照明が工夫されて、曲の雰囲気を演出していました。
 「こうもり」のアリアを楽しく歌って盛り上げ、曲目紹介の後、歌曲を2曲。その後ピアノソロで“月の光”を情感たっぷりに演奏し、歌曲を2曲歌って、再びピアノソロ。そして鈴木さんの十八番と言っても良い“私は夢に生きたい!”で盛り上げてプログラムを締めくくりました。

 アンコールは、今回リリースするCDのタイトル曲でもある“ウィーンわが夢の街”を歌い、鳴り止まない拍手に応えて“赤とんぼ”を歌って終演となりました。

 鈴木さんの歌声のすばらしさは今さら言うまでもなく、期待通りの歌声で楽しませてくれました。曲目は多彩で、悪く言えば雑多でおもちゃ箱的でしたが、いろんな曲を聴けて良かったです。
 
 ロビーではCDが先行発売されていて、たくさんの人が買っておられました。サイン会を横目にホールを後にしました。

 CD発売を期に、更なるご活躍を祈念しつつ、再び農道経由で家路に着きました。
 

(客席:19-10、¥2000)