毎年春の恒例行事となったアートミックスジャパンが、今年も昨日・今日と開催されました。昨年は天候が悪くて大変でしたが、今年は天候に恵まれて、絶好の行楽日和となりました。
残念ながら昨日は所用で行けませんでしたが、本日は2公演だけ参加させていただきました。時間的に行ける公演は限られてしまい、上記公演となりました。
新潟市は桜が満開で、白山公園は花見客で大賑わいでした。せっかくですので私も花を見て回り、りゅーとぴあの屋上も散策しました。
時間となって、劇場に急ぎ、まずは「和太鼓バンド GOCOO」です。1997年から活動している歴史あるグループですが、私は今回初めて知りました。
リーダーが女性で、メンバーの多くも女性でした。演奏は和太鼓の枠を超えたもので、従来の概念を覆すものでした。アフリカ的だったり、東南アジア的だったり、正にワールドミュージックと言うべきもの。和太鼓を使った現代音楽とも言えましょうか。
太鼓といえば「鼓童」が思い浮かびますが、それとは対極の太鼓ミュージックであり、これはこれで面白く聴けました。
時間が押して、急いでコンサートホールに移動。ホワイエでの曲芸を楽しみ、「声明」を聴きました。雅楽の調べに乗って左右7人ずつ、計14人の僧侶が登場し、声明が奏でられました。残念ながらPAが使用されて、荘厳な雰囲気が弱まってしまったように思います。
仏教声楽曲である声明には、「天台声明」と「真言声明」がありますが、真宗高田派専修寺の声明は、「天台声明」の流れを汲んでいるそうです。
私は熱心な仏教徒ではありませんが、日本のグレゴリア聖歌とでもいうべき声明は、心を癒すものがあり、CDで聴くことがあるのですが、実演は初めてでした。
今回の演目、演奏内容は、私のイメージするものとは若干異なり、通常のお経を聴いていうような感じで、「感動する」という感じではなかったです。
昨日は真言宗豊山派総本山長谷寺の声明の公演が行われましたが、そちらはどうだったのか気になりました。
外に出ますと、溢れるばかりの花見客。国際色豊かで、外国語も飛び交っていました。混み方は尋常ではなく、人ごみを避けながら駐車場へと早足しました。
空には次第に雲が広がって、怪しげになってきましたが、夕方までは雨が降りませんように・・・。
(客席:劇場 2階14-24、¥2500)
(客席:コンサートホール 2階C2-9、¥2800) |