いろいろあって疲れ気味。今日はゆっくり自宅で過ごそうと思い、聴きに来る予定はなかったのですが、好天に誘われ、りゅーとぴあへと出かけました。
10年間で、バッハの大規模な主要作品のすべてを新潟県人の力で上演するという一大プロジェクトの通算11回目の演奏会になります。今回はヨハネ受難曲を全曲演奏するという大きな公演です。地元紙にも取り上げられ、話の種に私も参加することにしました。この曲は部分的には聴いたことはありますが、全曲は初めてです。
当日券を買って入場。3階は使用されず、1階と2階のB、C、Dブロックのみの使用でしたが、客の入りはほどほどでしょうか。私は2階正面に席を取りました。全曲の対訳が配布され、それを見ながら開演を待ちました。
八百板さんの挨拶と解説があって、団員が入場。ステージ正面にチェンバロが2台、前後方向に交互に並び、その奥にオルガン。左にヴァイオリン7人とヴィオラ2人、右にチェロ3人、リュート1人、コントラバス1人、左手外側にフルート4人とオーボエ2人、右手外側にファゴット2人が並びました。そしてオケの後方に合唱団が並びました。
音楽監督である八百板さんの指揮とチェンバロで演奏が進められました。合唱指揮の江端さんは福音史家の役で、レチタティーボで終始歌いっぱなしで、お疲れ様でした。さすがに合唱指揮もされるだけあって、見事なテノールで、今日の公演の最大の功労者ではなかったでしょうか。そのほかのソロを歌われた皆様も良かったです。
長大なこの曲を、新潟県人の力で全曲演奏するのは賞賛すべきことです。オケも合唱も素晴らしいパフォーマンスを発揮し、皆さんはたいそうお疲れのことと思いますが、聴く方も疲労感を感じました。でも心地良い疲労感です。
新潟で全曲演奏されることは、残された私の人生では二度とないかもしれません。貴重な経験をさせていただき感謝です。
同じ公演が12月2日に、上越市のオーレンプラザで開催されます。なかなか聴けない演奏会ですので、上越方面の方は是非お聴きになることをお勧めします。
(客席:2階C4-9、当日券:¥2500) |