223 ヨルダン・マルコフ ブルガリア五重奏団
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2017年4月29日(土)16:15 新潟市民芸術文化会館 能楽堂
 
ヨルダン・マルコフ ブルガリア五重奏団
ヨルダン・マルコフ(ガドゥルカ)
佐藤芳明(アコーディオン)、大野慎矢(ガイダ)、渡辺庸介(パーカッション)、澤近立景(ギター)
マレシェフスコ・ホロ(ブルガリア民謡/ヨルダン・マルコフ編)

パパゾフ:ブルチェンスカ・ラツェニッツァ

ザイジ・ザイジ(ブルガリア民謡)

(楽器紹介:ガトゥルカ、ガイダ)

佐藤芳明:I Thought About Kopanitsa

プラヴォ・ホロ(ブルガリア民謡)
 
 
 
 

 続いては能楽堂に上がってヨルダン・マルコフ ブルガリア五重奏団です。どういう団体か全く予備知識もなく、名前の通りブルガリアの団体とばかり思っていたのですが、マルコフさん以外の4人はすべて日本人でびっくりしました。日本で活動しておられ、マルコフさんも日本語が堪能です。

 マルコフさんが弾くガドゥルカはブルガリアの民族楽器で、琵琶みたいな形をした14弦の楽器です。弓で弾きますが、実際に使用するのは3弦だけで、残りの11弦は共鳴弦だそうです。
 また、大野さんが弾くガイダは小型のバグパイプで、山羊丸ごと1頭の革で作った袋に空気をためて音を出します。

 演奏はPAを使って賑やかであり、能楽堂の雰囲気とは不釣合いに感じました。マルコフさんが唄うブルガリア民謡のほか、7拍子の曲や、アコーディオンの佐藤さんの作曲による11拍子の曲など、日頃聴く機会がない音楽をたっぷりと聴かせていただきました。演奏もさることながら、ブルガリアの民族楽器を知ることができたのは収穫でした。

 
(客席:中正面6-13、¥2000)