今日は15時からのキエフ国立フィルの第九を聴く予定でしたが、開演までの間、隣の音楽文化会館で開催された新潟市ジュニアオーケストラ教室のクリスマスコンサートを聴かせていただくことにしました。
開演5分前に入場しましたが、ご家族を中心に多数の来場者があり、後方に空席を見つけて着席しました。ホールの後方のブロックは、ご父兄のカメラ席になっていて、ビデオカメラの三脚が多数林立していました。お子様方の晴れ姿ですものね。
さて、新潟市ジュニアオーケストラ教室といえば、新潟市ジュニア合唱団、新潟市ジュニア邦楽合奏団とならんで、新潟が誇る宝であり、定期演奏会やスプリングコンサートは欠かさず聴かせていただいております。
今日のクリスマスコンサートは公式の演奏会から外れて、各楽器パートに分かれてのアンサンブルの発表が主体で、全体としての演奏もあるのが魅力です。ロビーコンサート等でアンサンブルの演奏を聴く機会はありますが、まとめて聴ける貴重な機会です。
チラシや配布されたプログラムを見れば分かりますように、子どもたちの企画運営によるコンサートで、今年の担当者の挨拶の後、それぞれのグループが、クリスマスらしい扮装をして順次演奏が行われました。
出演グループは多数ですが、ステージ転換もスピーディで、流れるように演奏が進められて楽しく聴くことができました。
驚いたのはその演奏の素晴らしさ。目を閉じれば某老舗オケが毎年2月にやっている室内楽演奏会を聴いているようで、とても子どもたちの演奏とは思えないほどでした。皆さんしっかりと練習しているんですね。
後半のオーケストラの合奏まで聴いていたかったですが、キエフ国立フィルの開演が迫っていましたので、途中退席させていただきました。
子どもたちの演奏を聴きますと毎回心が洗われます。音楽は演奏技術がすべてではなく、音楽に向かうひたむきさが感動を呼ぶように思います。3月のスプリングコンサートに向けて練習が積まれるものと思いますが、楽しみにしたいと思います。
(客席:20-9、無料) |