今年で第4回目となる西区の文化の祭典です。アート展示部門と音楽・芸能部門がありましたが、音楽・芸能部門に参加させていただきました。
とはいえ、朝10時から開催されており、全部見ることはできませんので、午後の第3部途中から参加させていただきました。
昼食を食べ、天候思わしくなく寒風吹く中、黒埼市民会館に向かいました。ホールは多くの区民で賑わっていました。
入場しますと、ちょうど小針中学校合唱部の演奏が始まるところで、最後方に空席を見つけて着席しました。関東大会にも出場という実力を誇る合唱は美しく、うっとりと聴き入りました。
次は新潟民謡扇寿会の皆さんで、新潟県内のお馴染みの民謡が4曲、踊りを交えて演奏されました。三味線、笛、太鼓をバックに女性2人の歌い手が、見事な歌声を聴かせてくれました。一人はまだ若い女性でしたが、たいしたものです。
続いては西内野コミ協吹奏楽団の皆さんです。音楽を楽しもうという姿勢での、ほのぼのとした演奏で和ませてくれました。若い人も小数おられましたが、主体は熟年の皆さんです。これからも演奏を楽しんでいただきたいと思います。
次は新潟ドルチェ・マンドリンアンサンブルの皆さんです。毎年音楽文化会館で定期演奏会をされていますが、1度も聴いたことがなかったので、この機会に聴きたいと楽しみにしていました。マンドリンの優しい調べに、こころも優しい気持ちになるように感じました。
ここで、ステージ設定が大きく変えられて、新潟楽所の皆さんによる雅楽の演奏です。小学生4人の舞により迦陵頻が演じられました。ステージは平安の時代にタイムスリップしたかのように、優雅な時間を楽しむことができました。
実は、今日の公演で一番楽しみにしていたのはこれでして、見事な演奏と舞に、心打たれました。新潟にこのような雅楽の団体があるなんて素晴らしいことであり、驚きでもあります。
続いては、日本文理高校吹奏楽部によるマーチング形式によるノリノリの演奏。吹奏楽では新潟県内でもトップクラスの実力であり、文句なく楽しませていただきました。
最後は新潟国際情報大学合唱部の皆さんです。学外での演奏活動はこれが最初ということで、初々しさが感じられましたが、4年生はこれで卒団だそうで、団員の涙もあったりして、感動のステージとなりました。
主催者挨拶のあと、エンディングの特別ゲストとして、新潟市ジュニアイオケOBにより結成されたルヴォワールの皆さんの演奏です。今回はアンサンブルではなくて、4人だけの弦楽四重奏で、モーツァルトのディベルティメントが演奏されました。
最初は緊張感が伝わるようで、聴く方もハラハラしたりもありましたが、第2楽章は落ち着きをみせ、第3楽章を軽快に演奏して、フェスティバルのフィナーレを飾るにふさわしい盛り上がりをみせてくれました。ルヴォワールは、来年3月12日にオーケストラでの公演をするそうです。これは楽しみですね。
朝から夕まで、予定時間をかなり超過した充実したフェスティバルになりました。合唱、吹奏楽、民謡、ダンス、果ては雅楽までという多彩な演目はすごいことだと思います。
前半の演奏を聴けなかったのは残念であり、特に午前の部最後に特別ゲストとして出演した宇野先生のチェロの演奏を聴けなかったのは残念です。
でも、新潟楽所の皆さんの雅楽に接することができたのは大きな収穫でした。西区にこういう団体があるなんてたいしたものですね。
外へ出ますと風は冷たく、寒々としていましたが、心は晴れやかです。でも寒くなりましたね。
(客席:最後方・右側、無料) |