東響ロビーコンサート 〜弦楽四重奏〜
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2016年7月3日(日) 12:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール ホワイエ
 
第1ヴァイオリン:中村楓子、第2ヴァイオリン:竹田詩織
ヴィオラ:大角 彩、チェロ:大宮理人
 




プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.92


(アンコール)
 アイネ・クライネ・ナハト・ムジークらしきもの

 東響定期の日に恒例のロビーコンサートですが、今回は先回に引き続いて弦楽四重奏です。いつもは主席クラスによって演奏されますが、今回は若手4人による演奏です。平均年齢はこれまでのロビコンで最も若いのではないでしょうか。

 東響の団員の中で最も若いという中村楓子さんの挨拶とメンバー紹介の後演奏が行われましたが、チャーミングな中村さんの初々しさが良かったです。ほのぼのとしたトークが何とも魅力的に感じました。若い4人で賑やかに演奏したいということでこの曲を選んだそうですが、なかなか意欲的な曲ですね。

 演奏は若いエネルギーがほとばしるような、パワーあふれるものでした。初めて聴く曲であり、普通なら馴染みにくいように思うのですが、若者たちの熱気と情熱に打ちのめされました。
 若いとはいえ、さすがにプロの音楽家。演奏の見事さに唖然としてしまいました。若手だけでもこんなすばらしい演奏を聴かせてくれるなんて、東響の底力を感じました。

 アンコールは、突然歌ったり、口笛を吹いたり、コント風の所作があったりとユーモアあふれる演出を交えての演奏で楽しませてくれました。4人の見事なパフォーマンスにブラボーを贈りたいと思います。

 こんな良い演奏を無料で聴かせてもらえるというのは幸せなことです。今後はこれらの若手奏者にも注目していきたいと思います。
 
  

(客席:正面、無料)