APRICOT&劇団ひまわり合同特別公演 赤毛のアン
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2015年8月15日(土) 13:30  新潟市民芸術文化会館 劇場
 
 
赤毛のアン

 第一幕

 (休憩15分)

 第ニ幕


原作:ルーシー・モード・モンゴメリ(村岡花子・訳) Anne of Green Gables
脚本:笹部博司
音楽:野瀬珠美
美術・衣裳:後藤信子
演出:戸中井三太、振付:内堀照子、歌唱指導:西潟明美

演奏:フルート:丸田悠太、チェロ:渋谷陽子、ピアノ:野瀬珠美

アン(一幕):猪股里彩 アン(ニ幕):吉田晏子
マリラ:日向 薫
マシュー:福島靖夫
リンド夫人:福井諭美
ダイアナ(一幕):馬場花恋 ダイアナ(ニ幕):中島まなみ
ギルバート:大羽賀岳
ほか

 りゅーとぴあの子供劇団APRICOTは毎年2回の公演を行っていますが、15年目となるの今夏の公演は、劇団ひまわり新潟エクステンションスタジオとの合同特別公演ということで、大人の俳優やゲスト俳優を迎えて、「赤毛のアン」が上演されます。
 APRICOTはこれまで「赤毛のアン」を3回上演していますが、私は今回が初めてです。今日から17日まで、全5公演上演されますが、初日の第1回公演を観ることにしました。

 今日は終戦記念日。朝方雨が降りましたが、次第に晴れてきました。りゅーとぴあに着きましたら、すでに開場待ちの長い行列ができていて、私も最後尾に並びました。さすがに家族連れがほとんどで、私のようなオヤジが一人で来ているのは少ないようです。

 開場され、後方の中央に席を取りました。客席はほぼ満席の大盛況です。ステージ前左手にピアノ、チェロ、フルートの演奏者席が作られていました。

 野瀬さん、渋谷さん、丸田さんの3人が演奏席に着き、いよいよ開演です。子供たちの合唱に乗せて、物語が進みました。
 ゲスト俳優の日向さん、福島さんを除き、主な役どころは、ダブルキャスト、トリプルキャストが組まれており、公演回により演者が異なります。ゲスト俳優もなしの全て子供たちだけの公演もあります。
 今回は全5公演の最初ですので、おそらくはトップメンバーで臨んだのではないかと推測しますが、初回の緊張感も感じさせず、落ち着いた演技だったと思います。特に、第一幕のアン役は膨大な台詞を淀みなくこなし、たいしたものだと感心しました。

 ストーリー展開など、2時間のステージにまとめ上げるのは大変だったと思います。音楽も歌も振付も良くこなされていて、感動のステージとなっていました。子供たちの見事な歌声と演技。フィナーレでは感動の涙がこみ上げてきました。

 ピアノ、チェロ、フルートの演奏も素晴らしかったのは言うまでもありません。この少人数で、十分すぎるほどの音楽を創り出していました。ステージ右端に置かれたオルガンの演奏も効果を上げていたのですが、オルガン奏者についてはクレジットされていませんでした。

 新潟の子供たちが、こんなにも素晴らしい感動のステージを見せてくれることは、うれしくもあり、誇らしくもあります。これからも16日、17日と公演は続きますので、是非ご覧になってください。

 終演後には、出演者がロビーに出て見送ってくれました。子供たちの明るい表情に元気をいただきました。今後のますますの活躍を応援したいと思います。

(客席:17-18、 会員割引:\1100)