弥彦神社御遷座百年 奉祝行事結び 「音楽」 奉納演奏 午後の部 | |
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2015年5月24日(日) 16:00 弥彦神社 舞殿 | |
クノスペの会 奥村 愛(ヴァイオリン)、相馬上子(ピアノ) |
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第一部 クノスペの会 <弥彦で育った若きピアニスト達による演奏> 1.藤田みなみ アルベニス:スペインの歌より プレリューディオ op.232-1 2.丸山友紗理 フォーレ:ワルツ・カプリース第4番変イ長調 op.62 3.阿部彩乃 ベートーヴェン:ソナタ第18番変ホ長調 op.31-3 第3・4楽章 4.松宮佳菜 J.S.バッハ:トッカータ ホ短調BWV914 5.川上加苗 ショパン:ポロネーズ ニ短調 op.71-1 6.鈴木莉歩 ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 op.4 7.相田汐莉 スクリャービン:ソナタ第2番 嬰ト短調 op.19 「幻想ソナタ」 8.三宅月海 ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23 9.阿部沙衣子 小山清茂:かごめ変奏曲 テーマと8つの変奏曲 10.川上実李 シューマン:アベック変奏曲 op.1 11.玉木彩葉、石川辰弥 レクォーナ:アンダルシアより マラゲーニャ 第二部 ヴァイオリン独奏:奥村 愛 (ピアノ:相馬上子) エルガー:愛の挨拶 クライスラー:愛の喜び クライスラー:我が母の教えたまえし歌 クライスラー:前奏曲とアレグロ モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第26番 K378 津軽民謡:津軽じょんがら節 パッヘルベル:カノン モンティ:チャルダーシュ 第三部 オーディオドラマ「月光」 (杉山義光) 語り:井上信子 ピアノ:玉木彩葉 ほか |
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弥彦神社は明治45年に、門前からの大火により焼失しましたが、大正5年に再建され、今年が数えで100周年になるそうです。この奉祝行事としてさまざまなイベントが開催されていますが、今日は、弥彦神社舞殿で朝から奉納演奏が行われました。私は16時からの午後の部を途中まで聴かせていただきました。 このところ多忙な日々が続き疲れ気味でしたので、今日はゆっくりと休養する予定でしたが、午後になって音楽が恋しくなりました。14時開演の公演はすでに始まっており、16時開演のこのコンサートがあることを思い出し、弥彦神社へと車を進めました。 午前中は本宮宏美さんのフルート演奏がありましたが、午後の部は、地元のピアニストによるピアノ演奏のほか、奥村愛さんのヴァイオリン演奏、そしてオーディオドラマの上演が予定されています。 参道でこのコンサートの案内をしており、パンフレットをもらった後、神社にお参りをし、家内安全と健康を祈願しました。その後神社の境内にある舞殿に行きました。弥彦神社には何度も来ていましたが、この場所に来るのは初めてです。 名前からして、舞を奉納する場所なんだと思いますが、高い場所に舞台が作られていました。向かいの建物の中に客席が設けられていたほか、舞殿の下の広場に椅子が並べられて客席が作られていました。 私は早めに入場し、軒下の長椅子に席を取りました。杉木立の中の静かな空間であり、緑に囲まれて鳥のさえずりも聴こえ、雰囲気は良かったです。 宮司さんの挨拶の後、クノスペの会の皆さんのピアノ演奏で午後の部が開演しました。色とりどりのドレスに着飾った弥彦の若きピアニストたちが順に登壇し、神社に向かって一礼した後、演奏が奉納されました。 全部で11人(組)の演奏がありましたが、いずれもレベルの高い演奏であり、十分に聴き応えあるものでした。弥彦村ということで、不勉強な私は、始めは期待はしていなかったのですが、見事に打ち砕かれました。屋外ということで、PAが使用されていましたが、音は別にしまして、演奏は素晴らしいものでした。 甲乙付けがたい所ではありましたが、三宅さんの演奏と、玉木さん、石川さんの連弾が特に印象深く感じました。こんどはちゃんとしたホールで聴いてみたいですね。 演奏者数と曲目を見れば想像はつきましたが、第一部のピアノ演奏は予定時間を大きく超過し、17時開演予定の第二部の開演は、17時40分にずれ込んでしまいました。 第二部は、いよいよお待ちかねの奥村愛さんのヴァイオリン演奏です。アズキ色のドレスが麗しく、曲目紹介のトークを交えながら演奏が進められました。 この手の公演のスペシャリストであり、演奏は手馴れたもので、しっかりと聴かせてくれました。名曲コンサートだけに終わらず、モーツァルトのソナタをプログラミングするところが良いですね。 前記しましたように、奥村さんの演奏開始がかなり遅れてしまい、所用のため全部は聴けませんでした。ぎりぎりまで聴いていましたが、携帯での呼び出しコールがあって、残念ながら途中で退席させていただきました。 神社の中の神聖な空間で聴くクラシック音楽。ミスマッチのような感じもしますが、なかなか趣きがあって良かったです。しーんと静まり返った杉木立の中の「空間で、鳥のさえずりも聴こえました。 18時には時刻を告げるチャイムが聴こえて、チャイムが終わるまで演奏を休んだりもありました。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを演奏しているときには カラスの鳴き声の共演もありました。神様や人間だけでなく、鳥たちも音楽を楽しんでいたようです。 (無料) |