新潟市ジュニア音楽教室第11回スプリングコンサート
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2015年3月29日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
新潟市ジュニア邦楽合奏団(指揮:鯨岡 徹)
新潟市ジュニア合唱団(指揮:海野美栄、ピアノ:斎藤愛子)
新潟市ジュニアオーケストラ教室 A合奏(指揮:藤井裕子)、B合奏(指揮:松村秀明)
 
ロビーコンサート(13:25〜)

 ジュニアオーケストラ教室
   金管・打楽器アンサンブル  藤井裕子:Fanfare 2010

 ジュニア邦楽合奏団
   三味線教室  「連獅子」より 楽の合方、狂の合方
   尺八教室  ようかい体操第一

 ジュニアオーケストラ教室
   フルートアンサンブル  想いでは銀の笛 より ブルー・パステル
   弦楽アンサンブル  パーセル:組曲「アブデラザール」より ロンド

 ジュニア合唱団
   中田喜直:雪のふるまちを
   中田喜直:さくら
   Youth Case:ふるさと

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新潟市ジュニア邦楽教室
 初・中級合奏  川崎絵都夫:砂山ファンタジー
 中・上級合奏  吉崎克彦:童夢

新潟市ジュニア合唱団
 とんぼのめがね、せいくらべ、肩たたき、しゃぼん玉、うさぎのダンス、
 証城寺の狸囃子、あひるのせんたく、あめふり、スキー、あの町 この町
 ゆりかご、カチューシャの唄、鞠と殿様

(休憩15分)

新潟市ジュニアオーケストラ教室
 A合奏 
    アンダーソン:シンコペーテッド・クロック
    ハイドン/ウッドハウス編:メヌエットとトリオ
    J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲
 A・B合同合奏
    ビゼー:アルルの女 より ファランドール
 B合奏
    J.シュトラウスII:皇帝円舞曲 作品437
    チャイコフスキー:くるみ割り人形 作品71a

合唱とオーケストラによる合同演奏
  ミュージカル「シャンポーの森で眠る」より 明日の朝、神様がいらっしゃるよ
  ミュージカル「家なき子」より 幸せは全ての人に
  Believe
 
 
 毎年楽しみにしているコンサートです。新潟市が全国に誇るジュニア邦楽合奏団、ジュニア合唱団、そしてジュニアオーケストラをまとめて聴ける貴重な機会です。整理券配布開始早々に整理券をいただき、今日の日を待ち焦がれていました。(ちなみに整理券の通し番号は0007)

 昨日までの晴天とは裏腹に、今日は曇り空になってしまいましたが、気温は高めで、いよいよ春の到来を感じます。白山公園の桜の蕾も膨らみ、開花も近いように思われました。

 西区某所でラーチャンを食べ、早めに会場入りし、Cブロック前方に席を取りました。さすがに客の入りは良く、3階席までびっしりでした。

 まずは、ロビーコンサートです。ファンファーレに始まって、三味線、尺八、フルート、弦楽、合唱という順に、入れ替えの手際も良く演奏が進められました。いつものようにバルコニーから聴きましたが、毎年のことながら、よく練習されていて、立派な演奏だったと思います。
 最後の合唱では、早くも感激の涙が出てしまいました。澄み渡った歌声に、賑やかだったホワイエも静まり返りました。何という美しさでしょう。汚れきった私の心が洗われるように感じました。あまりの感動に、今日はこれでおしまいでも良いようにさえ思えました。

 そして、邦楽合奏で本公演の開始です。初・中級合奏では初々しさも感じられましたが、中・上級合奏となりますと聴き応えある演奏であり、邦楽合奏の喜び、楽しみが伝わってきました。

 続いてはジュニア合唱団です。全員登場して、童謡の数々が歌われ、いつもの振りつきで、ほのぼのとした歌声が続きました。
 今日はこの路線で終わるのかなと思いましたが、年少者が降壇した後の合唱が素晴らしかったです。特にカチューシャの唄は、斎藤先生の泣かせるピアノ演奏もあって、心に迫るものがあり、またもや感激の涙がこみ上げてきて、感動の嗚咽をこらえるので精一杯でした。コミカルな鞠と殿様が口直しになって良かったです。

 後半はジュニアオケです。最初はA合奏ですが、レベルの向上が目覚しく、十分聴き映えのする合奏になっていました。藤井先生の指導の賜物でしょうか。
 続いては、A・B全員でのファランドールです。恒例になったように思いますが、演奏もさることながら、大人数の迫力は良いですね。
 そして、いよいよB合奏です。歴代の女性コンマスから代わって、今年は珍しくも男性になりました。今日がコンマスとしての初舞台であり、緊張感が伝わってくるようでした。
 演奏は高水準であり、弦楽も管も良かったです。皇帝円舞曲でのチェロのソロもばっちり。くるみ割り人形での各パートも決まっていました。毎年メンバー交代があるのがジュニアの宿命ですが、今年のレベルもなかなかのもののようです。秋の定期演奏会が楽しみになりました。

 最後は、合唱とオーケストラの共演です。宮川彬良の作曲によるミュージカルからの2曲は感動のステージでした。曲自身の良さもありますが、ジュニア合唱団の歌声の素晴らしさをオケが盛り上げて、再び感動の涙が出てしまいました。
 フィナーレは全員がステージに上がってのBelieve。これも恒例となりましたが、感動と興奮の中で終演を迎えました。

 1時25分のロビーコンサートに始まって、終演が4時50分という長丁場。感動の連続で、疲れる暇もありませんでした。子供たちから元気をもらい、ジュニア音楽教室は新潟の宝物であることを再認識しました。

 外に出ましたら雨模様。傘は持っていませんでしたが、子供たちからもらった感動で、雨は苦になりませんでした。天気は雨でも心の中は快晴。子供たちに感謝です。
 


(客席:2階C4-5、無料:要整理券)