211 ジャン・デュベ、オーケストラアンサンブル金沢、金聖響
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2014年4月26日(土) 11:20  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ピアノ:ジャン・デュベ
管弦楽:オーケストラアンサンブル金沢
指揮:金聖響
 

ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 op.32

リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調

  ソリストアンコール:モシュコフスキー:火花
 
 
 前の公演が伸びましたので、交流ステージが聴けず、そのままコンサートホールへ急ぎました。本日最初のオーケストラコンサートです。
 客の入りは土曜の昼ということもあってか、満席には程遠いですが、昨夜よりは良かったです。パスポート券を買いましたので、今日の席はずっと同じ場所(Dブロック最前列)になります。

 演奏は昨夜に引き続いてオーケストラアンサンブル金沢(OEK)。指揮は昨夜の三ツ橋さんに代わって金聖響さんです。金さんは何度か新潟に来演していますが、ちょっと久しぶりのように思います。

 昨夜同様に、拍手の中団員が入場し、全員揃ったところで全員で礼をするのがOEK流。コンマスだけが礼をするのが普通ですが、何か気持ち良いですね。
 オケの構成は昨夜同様に弦5部が8-6-4-4-2で対向配置でしたが、昨夜とは異なって、コントラバス、チェロが左側になっていました。三ツ橋さん、金さんそれぞれにこだわりがあるのでしょうか。

 最初は弦楽だけで弦楽セレナード。東響を聴き慣れているので、特別に優れているという印象はないですが、弦の美しい響きにうっとりと聴き入りました。金聖響/OEKの出だしとしては順調だったと思います。

 続いては、ピアノがセッティングされて、リストのピアノ協奏曲です。弦は増員されて、8-8-6-6-4となりました。初めてのピアノニストでしたが、数々のコンクール優勝の実績が物語るように、安定感ある演奏を聴かせてくれました。この曲は、つい最近、読響の演奏会で聴いたばかりでしたが、今日の方がずっと良かったです。なんか仰々しくって、好きではない曲なのですが、泥臭くなくて洗練された演奏で楽しませていただきました。
 LFJにな珍しく、アンコールを演奏してくれましたが、曲目は聞きとれませんでした。

 最後は全員で礼をして終演となりましたが、この金沢流の挨拶は気分良いですね。好感度満点です。
 
   

(客席:2階D1−16、パスポート券¥1250)