葉加瀬太郎 Best Acoustic Tour “エトピリカ”
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2014年9月6日(土) 17:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ヴァイオリン:葉加瀬太郎
ピアノ:マチェック・ヤナス
Vn1:今野均、Vn2:藤堂昌彦、Va:生野正樹、Vc:柏木広樹(音楽監督)、Cb:西嶋徹
 

エトピリカ

(曲目不明数曲)

長崎夜曲
HANA 組曲「NIPPON」より
冷静と情熱の間
Asian Roses
リベルタンゴ

(休憩20分)

新世界のフェスタ
History of the future
大地を繋ぐ樹の下で
WITH ONE WISH
クラシック音楽講座:クライスラー
前奏曲とアレグロ
トリッチ・トラッチ・ポルカ
ハンガリー舞曲第5番

情熱大陸
ひまわり
 
 

 先ほどの「暮らしっく広場」から一旦自宅に帰り、今度は葉加瀬太郎ファンの家内とともにこのコンサートに向かいました。葉加瀬太郎のコンサートは、2011年4月以来になります。このときも家内と一緒でした。

 今日の席は3階の正面。全席同一料金なのですが、良い席を買うことができず、ここになってしまいました。当然ながらホールはほぼ満席。ステージにはPA機器がセッティングされ、1階席後方にはミキシング席が設けられていました。

 15分遅れで開演。バックは、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽五重奏とピアノです。室内楽をイメージした編成だそうです。響きの良いりゅーとぴあではPAも必要ないように思われましたが、程良く、嫌味のないPAの効き具合で、美しい響きがホールを満たしました。

 エトピリカで始まり、リベルタンゴまで、葉加瀬さんの楽しいトークを交えながら、演奏が進められました。葉加瀬さん以外の各奏者の演奏も素晴らしく、PAを使用しながらも、アコースティックな響きが心地良く感じられました。

 休憩時間はグッズコーナーは黒山の人だかり。あまりの混みようで、購入の列に並ぶのはあきらめました。

 後半は、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスの三重奏で開演し、ギターを加えた2曲目で会場は大盛り上がり。柏木さんの曲をしっとりと演奏したり、美しい弦楽にうっとりと聴き入りました。
 音楽講座や、トリッチ・トラッチ・ポルカでのネタ満載の演奏で沸かせたほか、前奏曲とアレグロでは、超絶技巧を披露してうならせました。ハンガリー舞曲で中締めとなり、いよいよ興奮のフィナーレへ。

 最後はもちろん情熱大陸。全員総立ちで、「はかせんす」を振り回しながら、興奮の坩堝となりました。出演者のダンスも素晴らしく、サービス精神には恐れ入りましたと言うしかありません。最後の最後はひまわり。しっとりした演奏で、感動の中に終演を迎かえました。

 トークでは、いつもの「青島ラーメン」ネタや「とんかつ太郎」、「バスセンターのカレー」など、地元ネタも忘れず、会場を沸かせて盛り上げてくれました。コンサートホールがこれほどまでに熱狂するのはこのコンサートぐらいじゃないでしょうか。

 全都道府県を回り、全60公演を行うコンサートツアーの2日目です。明日は浜松だそうで、今夜中に東京に帰るそうです。過密スケジュールには驚嘆しましたが、12月末までの長丁場。健康に留意して頑張ってもらいたいと思います。


*プログラムは2000円と高額であり、購入するにも混み合っていましたので買いませんでした。そのため曲目は全部は確認できませんでした。


(客席:3階 I 3−27、7560円)