1966カルテット  ザ・ビートルズ・クラシックス
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2014年7月10日(木) 19:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
1966カルテット: Vn:松浦梨紗、花井悠希、Vc:林はるか、Pf:江頭美保
 
ヘルプ
ノルウェーの森
オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ
レディ・マドンナ
プリーズ・プリーズ・ミー
オール・マイ・ラビング
ヘイ・ジュード
アクロス・ザ・ユニバース
レット・イット・ビー
イエスタデイ
愛こそすべて

(休憩)

スリラー
ウィ・アー・ザ・ワールド
ウィ・ウィル・ロック・ユー
ドント・ストップ・ミー・ナウ
ハロー・グッドバイ
ひとりぼっちのあいつ

アビー・ロード・ソナタ(加藤真一郎編)
 第1楽章
   ビコーズ
   オクトパス・ガーデン
   ピアノソナタ第14番「月光」より第1楽章(ベートーヴェン)
   カノン(パッヘルベル)

 第2楽章
   サン・キング
   サムシング
   ヒア・カムズ・ザ・サン
   管弦楽組曲第3番より序曲(バッハ)
   だったん人の踊り(ボロディン)

 第3楽章
   カム・トゥゲザー
   アイ・ウォント・ユー
   春の祭典(ストラヴィンスキー)

 第4楽章
   ユー・ネヴァー・ギブ・ミー・ユア・マネー
   ゴールデン・スランバーズ
   キャリー・ザット・ウェイト
   ジ・エンド


(アンコール)ロックンロール・ミュージック
 
 
 ビートルズ初代担当ディレクターの高嶋弘之氏が、ビートルズナンバーを演奏するために結成した女性ユニットが「1966カルテット」 です。「1966」というのは、ビートルズが来日した年です。
 チラシの写真が示しますように、チャーミングな女性4人からなり、ヴァイオリン2人とチェロ、ピアノという編成です。各メンバーとも、音大を出て、クラシック音楽奏者としての実績を積んでいます。リーダーの松浦さんは、高嶋ちさ子率いる12人のヴァイオリニストのメンバーであり、新潟には何度か来られているそうです。

 堅苦しいクラシックコンサートではなく、ビートルズナンバーの演奏ということで、気軽に楽しめるのが魅力のコンサートです。りゅーとぴあ友の会会員は優待価格で、一般料金の半額で聴けるというのも魅力です。

 しかし、平日のコンサートは仕事で行きにくく、この日も会合が重なっていましたので、行く予定はなく、チケットも買っていなかったのですが、前日にネットで演奏を耳にして、これは聴かなきゃという思いに駆られ、急遽聴きに行った次第です。(参加予定の会合を欠席して申し訳ありませんでした。)

 職場から大急ぎで駆けつけて、開演5分前に到着。大急ぎでチケットを買って入場。盛況かと思いきや、ちょっとといいますか、かなり空いていました。その分ゆったりと聴けて良かったです。

 時間となり開演。衣裳はミニスカートじゃなかったですが、美人揃いで、ヴィジュアル的には十分でした。リーダーの松浦さんの手馴れたMCで演奏が進められました。

 お馴染みの曲目ですが、クラシックにアレンジされ、楽しく聴けました。個々の演奏技術が優れており、超絶技巧に裏打ちされた演奏は安定感があり、聴き応え十分。
 ヘンデルやドビュッシーなど、クラシックの名曲と融合したりして、思わずニヤリとさせられたりもあり、全く飽きることがありませんでした。

 休憩時間は、高嶋氏の解説を聞きながら、ビートルズ関連のお宝を拝見。LPやEP盤などが多数展示されていました。昔我が家にもあったよなあ・・・。

 後半は衣裳換えして登場。始めはピアノとチェロしかステージに出てこないので、どうしたのかと思いましたが、ヴァイオリンの二人が1階席に出てきて演奏し、サービス満点。楽しませてくれました。
 ビートルズ以外のマイケル・ジャクソンやクイーンのナンバーが演奏されましたが、ロックテイストが感じられる激しいアレンジがあったと思えば、しっとりと歌わせたりもあり、楽しませていただきました。

 最後は、最新CDに収められている大曲「アビーロード・ソナタ」が演奏されました。単にビートルズナンバーをカバー演奏するのではなく、自分達が専門とするクラシックの曲とアルバム「アビーロード」のナンバーを融合させて、ソナタに仕上げたものとのことで、曲としても素晴らしく、演奏も良かったです。

 アンコールに、ビートルズの来日公演の第1曲目に演奏された「ロックンロール・ミュージック」を演奏して、終演となりました。
 若い女性のユニットということで、ヴィジュアルだけかという危惧もあったのですが、卓越したテクニックに裏打ちされた演奏は申し分なく、トークも軽妙で、楽しいひとときを過ごすことができました。


 
(客席:1階13-17、S席:会員優待\2000)