史佳 CROSS OVER LIVE 2013 “宇宙と大地の詩” |
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2013年1月20日(日) 13:30 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール |
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三味線:佳史Fumiyoshi 三味線合奏:新潟高橋竹山会
津軽手踊り:石川義純
ピアノ/シンセサイザー/ギター:長岡成貢
ヴァイオリン:庄司 愛
パーカッション:今瀬真朗太 |
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オープニング
津軽じょんから節 −新節- (50名大合奏)
第一部 三味線 X 津軽手踊り
手踊り 津軽よされ節〜津軽あいや節
独奏 十三の砂山
独奏 津軽音頭
手踊り 津軽三下り
(休憩20分)+α
第二部 三味線 CROSS OVER LIVE
ROOTS −旅立ち−
大地の詩
カクテル
moment
宇宙の花
桃花鳥 −toki−
アンコール
親子二重奏
即興曲 |
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今日は寒波の中休み。小雪が舞ったりもありましたが、青空も見え、日差しが心地よく感じられました。風が強くなくて良かったです。西区某所でラーチャンを食べ、このコンサートに臨みました。
新潟市出身で、津軽三味線の枠に留まらず、多彩な活躍を繰り広げている小林史佳さんですが、史佳Fumiyoshiと名を変えて、より活動の幅を広げているようです。毎年この時期に新潟でコンサートが開催されていますが、私は、2007年1月に聴いて以来ですから6年振りということになります。
ホールに着くと、開場待ちの長い列に驚きました。先回は中高年者中心でしたが、今日は老若男女で、年齢の幅も広く、人気のほどが伺えます。私は2階正面に席を取ることができましたが、席が開放されなかったステージ周りを除いて、ほぼ満席という大盛況です。新潟日報が主催となり、宣伝も行き届いていたことも良かったものと思います。
場内が真っ暗になり開演です。オープニングは、新潟竹山会をバックにして、総勢50人の大合奏で圧倒されました。合奏の迫力も凄かったですが、史佳さんの独奏部では抜群のテクニックで会場を沸かせました。
真っ暗なままステージ転換が行われ、第一部は、津軽手踊りとの共演でした。史佳さんの演奏により演じられた艶やかな身のこなしの石川さんの踊りが見ごたえありました。
休憩後、トラブルがあって、後半の開演がかなり遅れました。後半は本日の目玉の CROSS OVER LIVEです。長岡さん、今瀬さんとの共演により、新たな三味線の魅力を感じさせてくれました。私が期待していた庄司さんの出番が最後の2曲だけというのは、ちょっとといいますか、かなり残念でした。
最後の曲では、手拍子の中、史佳さんは客席に下りて演奏したり、握手をしたり。オバサマ方から黄色い歓声が上がり、史佳さんの熱狂的ファンが多いのに驚きました。
アンコールは、新潟高橋竹山会の会主であるお母様の高橋竹育さんとの親子共演で沸かせ、最後の独奏は圧倒的なテクニックでため息をつかせました。
CROSS OVERの試みはなかなか面白く、会場内の高齢者も大音響に圧倒されながらも楽しまれていたようです。ただ、私の個人的感想としましては、せっかくのコンサートホールでの開催ですから、PAを通した大音響でなく、ホールの豊かな響きを利用して、生の音で勝負しても良かったのではないでしょうか。アンコールの最後は、あえてPAを外して、生の音で聴かせてくれましたが、これが本日の中で一番素晴らしかったように思います。
ともあれ、史佳さんの三味線奏者としての技量は素晴らしいですね。こんな人が新潟にいるなんて、誇るべきと思います。本日新CD発売とのこと。新潟を拠点に、これからも羽ばたいていって欲しいと思います。
(客席:2階C4−5、全席自由:3000円) |