仲道郁代 ピアノ・リサイタル
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2012年12月16日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
ピアノ:仲道郁代
 
モーツァルト
  フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調
                         きらきら星変奏曲 K.265
  ピアノ・ソナタ第11番 変イ長調 K.331 トルコ行進曲付


ショパン
  12の練習曲 op.10 第12番 ハ短調 「革命」
  12の練習曲 op.10 第3番 ホ長調 「別れの曲」
  ポロネーズ第6番 変イ長調 「英雄」 op.53

(休憩15分)

ドビュッシー
  「ベルガマスク組曲」より 月の光
  アラベスク第1番 ホ長調、第2番 ト長調
  「子供の領分」より グラドゥス・アド・パルナッスム博士、人形のセレナーデ
              ゴリウォッグのケークウォーク
  「前奏曲集第1巻」より アナカプリの丘
  「版画」より 雨の庭
  喜びの島

(アンコール)
赤鼻のトナカイ、ホワイトクリスマス、ザ・クリスマスソング、きよしこの夜 
クリスマスソング・メドレー  
 
 

 先週の寒波がうそのように、今週末は気温が上がって、過ごしやすくて助かりました。2日続けての忘年会をこなし、ちょっと体調不良(二日酔い)の中このコンサートに臨みました。

 実は、今日は長岡での小林研一郎/東京フィルによる「千人の第九」のチケットを買っていたのですが、その後仲道さんのコンサートの開催を知り、こちらに乗り換えてしまいました。
 今日はたくさんの催しが重なり、新潟市内でも、江南区では宮谷理香さんのリサイタル、北区では北区フィルのファミリーコンサートが同時刻に開催されました。日時がずれてくれたらどちらも行きたかったのですけれど、残念でした。ほかにもたくさんのコンサートがあり、新潟の音楽界もたいしたものと感じ入りました。

 ということで、りゅーとぴあに到着。ホールは老若男女でいっぱいです。今日の私の席は、珍しく1階を取りました。仲道さんのお顔が良く見えて、音響的にも良い席ということで、ここを選びました。実際、つぶやきながら、うっとりとした表情で弾く仲道さんが良く見えて良かったです。

 黒とグレーのドレスの仲道さんが登場して開演です。仲道さんの曲目解説を交えながらの、アット・ホームな、肩の凝らないコンサートとなりました。
 モーツァルト、ショパンと分かりやすい適切な解説があって良かったです。演奏は緩急、強弱自在で、改めていうまでもなく良かったのですが、仲道さんのお声にもうっとりしていました。年齢を超越した美貌は相変わらずですね。

 休憩後のドビュッシーも良かったです。金色のドレスに衣裳替えして、益々魅力的でした。うっとりと聴き入るばかりでした。

 アンコールはクリスマス関連の曲が、仲道さんのトークを挟めながら演奏されました。ジャズ風の編曲がしゃれていて、仲道さんの新たな魅力を発見したように思いました。

 終演後はサイン会があり、長い列ができていました。私も並びたい所でしたが、CDを買っていませんし、帰りの時間もありましたので、後ろ髪を引かれながら帰路につきました。
  

(客席:1階8−38、¥3500)