りゅーとぴあ オルガン クリスマスコンサート
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2012年12月22日(土) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
オルガン:山本真希
金管五重奏:佐藤友紀(Tp)、大隈雅人(Tp)、大野雄太(Hor)、荻野 昇(Tb)、喜名 雅(Tuba)
合唱・コラール:新潟市ジュニア合唱団(合唱指揮:海野見栄)
 
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545             (オルガン)
アルカデルト:アヴェ・マリア                        
(合唱)
J.S.バッハ:いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV599         
(オルガン)
ブリテン:「キャロルの祭典」より 1.入堂 2.うれしい主の降誕よ! 
(合唱、オルガン)
賛美歌:たいまつ手に手に、世の人忘るな、
     小鳥も飛び去る冬のさなか
                        (金管五重奏、合唱)
賛美歌:小鳥も飛び去る冬のさなか、羊飼い群れを守る夜に、
     飼い葉おけにすやすやと                    
(合唱、オルガン)
アダン(フラッケンポール編):オー・ホリー・ナイト           (金管五重奏、オルガン)
ブリテン:「キャロルの祭典」より  4b.こもり唄 10.神に感謝    (合唱、オルガン)
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」より 
     目覚めよと呼ぶ声がして                 
 (合唱、金管五重奏、オルガン)
ボイス:アレルヤ                                    (合唱、金管五重奏、オルガン)

(休憩20分)

J.S.バッハ:クリスマスの歌「高き天よりわれは来たり」によるカノン風変奏曲 BWV769
                                        
(コラール、オルガン)
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV147            (金管五重奏、オルガン)
ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」より 巡礼の合唱       (オルガン)
賛美歌:あら野のはてに                          (オルガン)
賛美歌:ああ、ベツレヘムよ、朝日は昇りて、天なる神には     
(合唱、オルガン)
賛美歌:もろびとこぞりて、ウエンセスラスはよい王様、コヴェントリー・キャロル
                                        
(金管五重奏、オルガン)
ホリンズ:クリスマスの子守歌                      (オルガン)
賛美歌:いそぎ来たれ、主にある民                
(合唱、金管五重奏、オルガン)
賛美歌:まきびとひつじを                         
(金管五重奏、オルガン)
賛美歌:エッサイの根より、 いざ歌え、いざ祝え           
(合唱、オルガン)
賛美歌:聞け、天使の歌                      
(合唱、金管五重奏、オルガン)

(アンコール)きよしこの夜                      (合唱、金管五重奏、オルガン)
 
 

 今年もあとわずかとなりました。汚れきった精神を清めるには、ジュニア合唱団を聴くに限ります。りゅーとぴあが誇るミューズ、山本さんとジュニア合唱団の共演であり、東京交響楽団の金管五重奏も加わるとなれば、是非聴かねばなりません。幸い今日は休みでしたので聴きに行くことができました。

 ホールに入ると、なかなかの客の入り。2階席はかなり埋まっていました。1階席前方や3階のS席エリアには空席がありましたが、A席、B席エリアはほとんど埋まっていました。私は3階後方のA席。前方のS席は空席だらけですが、私の周辺はぎっしりと混み合っていました。皆さん安席狙いなんでしょうか。

 さて、演奏は予想通りに素晴らしいものでした。ジュニア合唱団の澄んだ歌声に心が洗われました。金管五重奏との共演も良かったです。考えてみれば、パイプオルガンも金管楽器と言えなくもなく、互いに音が溶け合って、極上のハーモニーを作り出していました。
 山本さんのオルガンの素晴らしさは改めて言うまでもありません。面白かったのは「タンホイザー」。リスト編とのことですが、なかなか聴き映えのする編曲で、低音で奏でられるメロディが重厚に響き、りゅーとぴあのオルガンの最低音を聴いたように思います。

 各曲は、前半、後半とも一連の曲のように、続けて演奏されました。時代も国も違う曲なのですが、何の違和感もなく、聴くことができました。

 ホールに響くオルガンの調べ。清らかな合唱の歌声。そして、金管五重奏との見事なコラボレーション。ホールは大聖堂の如く感じらました。

 山本さんもジュニア合唱団も新潟の宝。来年もたくさん聴かせていただきたいと思います。

(客席:3階 I 7−24、会員割引¥1800)