秋も深まり、平地でも紅葉の見頃となりました。芸術の秋も真っ盛りで、聴きたいコンサートが重なっています。今日はどうしようかと悩みましたが、長岡遠征を選択しました。正直に言えば、澤クヮルテットとというより、三浦さん目当てなのですけれど。きれいな女性には弱いものでして・・・。
西区の某所でラーチャンを食べ、いつもの農道経由で長岡に向かいました。昨日までは悪天候でしたが、今日は青空が広がり、雲が多めですが、心地よい秋晴れとなりました。紅葉狩りに最適ですが、今日は芸術を楽しみましょう。
途中時間の余裕があったので、与板の温泉に浸かり、1時過ぎにリリックホールに到着しました。開場までの時間を情報ラウンジで音楽雑誌を読んで過ごしましたが、静かであるはずのラウンジで、お弁当を食べて大騒ぎしている親子のグループがあって騒がしかったです。
さて、ホールは6割程度の入りでしょうか。後方に空席が目立ちました。私は三浦さん目当てで、前方の席を取りましたが、ちょっと前過ぎたと反省しました。
澤クヮルテットは、長岡リリックホールで毎年弦楽講習会を開催しており、その成果の発表として、毎年1月に「アンサンブル・リリック
with 澤クヮルテット」としてコンサートを行っています。私も何度か聴かせていただきましたが、毎回楽しませていただいております。今年も聴きに行っており、澤クヮルテットの皆さんは馴染み深い感じがします。
三浦さんは、映画「神童」に出演されたときに初めて知りましたが、演奏だけでなく、そのヴィジュアル的魅力に、煩悩の多い私は惹かれてしまい、長岡遠征を決断した次第です。
7分ほど遅れて開演となりました。前半は澤クヮルテットの皆さんだけで、ハイドンとシューベルトの弦楽四重奏曲が2曲演奏されました。さすがにすばらしいアンサンブルです。もともと素人の私でも聴きやすい曲ですが、大変楽しめました。
澤さんが美しいヴァイオリンの音でリードし、それに寄り添う大関さん、陰で支えながらも時々自己主張する市坪さん、そして力強くも渋さを感じさせる林さん。新鮮さや驚きというものは感じませんでしたが、熟練の演奏を聴かせてもらったという感じです。
後半はお目当ての三浦さんが加わってのシューマンの五重奏曲です。青緑色のドレスの三浦さんは、スリムな容姿がステージ映えして美しかったです。演奏は目立ちすぎることなく、アンサンブル重視という感じでした。せめぎ合うということではありませんでしたが、3楽章、4楽章の盛り上がりは良かったです。
アンコールはシューマンの一部を再演奏し、終演となりました。三浦さんの出番が後半の1曲だけというのは残念でしたが、演奏としては楽しめました。今度は単独のリサイタルを聴きたいところです。
外に出たら、快晴の空が広がっていました。気分爽快で、明るい気分で家路に着きました。大好きなラーチャン食べて、温泉に入って、いい音楽を聴いて・・。良い休日を過ごすことができて良かったです。
(客席:4−10、¥2000) |