今日はこどもの日、GWも明日で終わりです。GW後半は雨続きで、今日もどうなるかと心配しましたが、次第に晴れてきて助かりました。
LFJ新潟が終わって、熱狂した祭りの後の空虚感を感じる日々でしたが、LFJの関連イベントとして、第2回新潟クラシックストリートが開催され、興奮を再びということで、参加して参りました。
毎年開催されている新潟ジャズストリートのクラシック版であり、昨年の第1回も参加させていただきました。今年は、12時から20時半まで、古町を中心に、新潟市内21ヶ所で、全88公演を行うというビッグイベントです。今年はなんと潟響まで参加します。
聴きたい公演が多数ありすぎて、どれを聴くべきが選択に困ってしまいます。いろいろ都合もありまして、昼の4公演だけ聴いてきました。夜の公演も魅力あったのですが、予定があり、断念しました。
まずは、12時からの公演は、片桐寿代さんと栄長敬子さんのピアノを聴くことにし、スタジオスガマタに行きました。客は30〜40人くらいでしょうか。曲目はカプースチンのシンフォニエッタ他とあるだけで、何が演奏されるかわからず、楽しみでもありました。
かしこまらないラフなお姿の2人が登場して、「軍隊行進曲」を賑やかに演奏しました。狭いホールなので、音が良く響いて迫力いっぱいでした。
続いて、片桐さんが「トルコ行進曲」をきっちりと弾き、続けて栄長さんがファジル・サイ版を軽やかに演奏して度肝を抜きました。1本取られたという感じでした。
次に、メインのカプースチンが演奏されました。息の合ったピアノの連弾。ジャジーな雰囲気が出ていて、楽しく聴けました。できれば全曲聴きたかったです。
アンコールにブラームスを演奏して終演となりましたが、これだけで今日は満足というような、楽しくも充実した内容だったと思います。
三吉で中華大盛りを食べ、古町に行くと、旧カミーノ前で、新潟出身の「jaja」というジャズ・バンドが演奏していて、ソプラノサックスの素晴らしい演奏に聴き入ってしまいました。路上ではなく、ホールでじっくり聴いてみたいバンドです。次の予定がなければもっと聴いていたかったのですが、途中で後にしました。
次の公演は13時半です。当初はジョイアミーアでのトリオ・ベルガルモを聴こうと思ったのですが、会場が狭く混雑しているようでしたので、市民プラザのBrass
Quintet the "Gutz"を聴きました。500人収容のホールでしたが、かなりの盛況でした。
トランペットの藤井さんを始め、昨夜の「新潟☆ブラス☆ブラス☆ブラス」にも出演した5人からなる五重奏団です。紅一点の藤井さんのMCで演奏が進められました。
曲目は昨夜の演奏会とだぶってしまい、藤井さんが謝っておられましたが、楽しい演目で良かったと思います。「8時だよ全員集合」では、古き良き昭和の時代を思い出し、感慨にふけりました。
続いては、今回のクラシックストリートの目玉である潟響の公演です。ホールは満員。立ち見の人もありました。潟響のメンバーは普段着で登場。後藤先生と松沼さんの解説で、軽騎兵序曲を題材として、オーケストラの秘密について解説され、面白かったです。
相変わらず、松沼さんは話し上手であり、淡々と話される後藤先生の影が薄くなってしまったように思います。オケの中で聴くという趣向もありましたが、残念ながら私は、抽選に漏れてステージに上がれませんでした。
次は、大急ぎでだいしホールへ行き、トリオ・ベルガルモを聴きました。ベルガルモは本日2度目の公演ですが、かなりのお客さんが入っていました。庄司さんのMCで演奏が進められましたが、相変わらず3人の美貌にはうっとりしてしまいます。
庄司さんは、黒のタイトなドレスがバッチリ決まって、凛としていました。渋谷さんは、上が黒、下が紫のドレスで、演奏中の表情にメロメロ。家に飾っておきたいくらい。石井さんはブラウン系のドレスで、きりっとした表情は女神のようでした。もう、三人三様の甲乙付けがたい美しさでした。
演奏はもちろん素晴らしく、ピアノ三重奏の醍醐味を味わうことができました。特に「モルダウ」は良かったです。
この後も、フィンジを演奏する広瀬さんの公演など、聴きたい公演がいろいろあったのですが、諸般の事情により、これでおしまいとなりました。
時間さえ重ならなければ、聴きたい演奏がたくさんありました。新潟に、こんなにもたくさんの演奏家がいるなんて、素晴らしいことであり、誇らしく感じました。このようなイベントを企画された関係者の方に敬意を表したいと思います。
(1日フリーパス券:1000円) |