ラ・フォル・ジュルネ新潟 「熱狂の日」音楽祭2010
222 リチェルカール・コンソート ほか
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2010年5月1日(土) 14:00  新潟市民芸術文化会館 劇場
 
マリア・ケオハネ(ソプラノ)
エマニュエル・ラポルト(オーボエ)
ギイ・フェルベール(トランペット)
リチェルカール・コンソート
フィリップ・ピエルロ(指揮)
 

ヘンデルオペラ「ファラモンド」HWV39より 「ふたつの風に翻弄され」

ヘンデル:オペラ「リナルド」HWV7より 「涙の流れるままに」

J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲

ヘンデル:オラトリオ「テオドーラ」HWV68より 「わが嘆きの暗闇に」

J.S.バッハ:アレルヤ
 
 

 リチェルカール・コンソ−トについては何も知りませんでしたが、ヨーロッパ屈指の古楽アンサンブルということで、この機会に是非聴かねばと思っていました。昨日今日と2公演ずつで全4公演ありましたが、昨日は仕事がありましたから聴くことはできませんでしたし、今日も他公演との絡みで、この公演に決定しました。

 会場は劇場。音響反射板がないので響きがどうなのか気になりましたが、席は3列目の中央で、奏者のすぐ正面のため、ダイレクトに音が届きました。この公演も客の入りは良かったです。

 古楽器の音色はソフトであり、心地良いものでした。ヴァイオリンには顎当てがなく、チェロにはピンがありません。チューニングは時間を取って入念に行われていました。なるほど、これが古楽器かとうなずきながら聴いていました。
 楽器の珍しさだけでなく、演奏がすばらしく、見事なアンサンブルに感激しました。ソプラノの歌声も良かったです。美しいコンサートミストレスにもうっとり。ヴァイオリンとヴィオラ奏者の中に日本人らしき東洋人の姿もありました。
 美人コンミスとオーボエの協奏曲も良かったです。トランペットはアレルヤの最後に少し出ただけでもったいなかったです。

 古楽器は音量はないようですが、柔らかな美しい音色に感激し、大満足の公演でした。
 

(客席 1階3−21、1500円)