新潟交響楽団第86回定期演奏会
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2010年6月13日(日) 14:00  新潟県民会館 大ホール
 
指揮:松沼俊彦
 
 

ニコライ:歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a

(休憩15分)

シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61

(アンコール)
シューマン(サン=サーンス・編):ユーモレスク(管弦楽版)

 
 
 

 今日は朝からどんよりとした天候です。気温はそれほどではありませんが、湿度が高く感じます。こんな日曜日の昼下がり、新潟交響楽団の定期演奏会に行ってきました。
 今日はりゅーとぴあで宗教団体の集まりがあり、りゅーとぴあや県民会館周辺は参加者で賑わっていました。子供からご老人まで、老若男女でいっぱいです。ちょっと異様な集団を横目にチラシ集めをして県民会館に行くと、開場時間前なのに入場が始まっていました。指定席は買わずに自由席を買ったのですが、館内は混み合うことなく、2階最前列に席を取りました。1階席前方に客はなく、2階席も空席が目立ち、その分隣の人を気にすることなくゆったりできました。ちょっと渋い演目なので集客が悪かったのかも知れません。

 さて、演奏は、なかなか良かったです。弦も管も美しい音色で、アンサンブルもまずまずです。安心して音楽を楽しむことができました。キビキビした松沼さんの指揮に応えて、潟響の皆さんは実力を存分に発揮されたと思います。
 後半のシューマンは、出だしの金管が不安定で心配させましたが、その後は安定し、管・弦ともになかなかの好演奏でした。曲自身が好きでないのですが、演奏そのものは良かったと思います。
 アンコールを演奏して終演となりましたが、時刻はまだ3時半を過ぎたところ。ちょっと量的にはもの足りない感じがしました。

 集客が物語るように、プログラムとしては魅力的とは言えなかったように思いますが、演奏は良かったです。潟響は船橋さんの指導で一皮むけてステップアップし、松沼さんでさらに磨き上げられたように感じます。来年は創立80周年とのことであり、新潟を代表するオケとして益々の活躍を祈りたいと思います。

 ホールを出ると先ほどの宗教団体の集まりが終わったところで、またまた大にぎわいでした。県外からの参加者が多かったようですが、新潟の印象はいかがだったでしょうか。どんな神様か知りませんが、ご加護がありますように・・・。
 

(客席:2階1−17、自由席:1000円)