新潟大学管弦楽団第31回サマーコンサート
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2010年6月26日(土) 18:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:河地良智
 
 

チャイコフスキー:スラブ行進曲 Op.31

グラズノフ:交響詩「ステンカ・ラージン」 Op.13

(休憩15分?)

ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73

(アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番、第5番

 
 
 

 相変わらずの梅雨空で気分はすっきりしません。このところ多忙で、心身ともに疲れ気味ですが、久しぶりのコンサートで心を癒そうと、仕事帰りにりゅーとぴあに向かいました。開場の列に並んで、Cブロック前方に席を取りました。
 学生オケの宿命として、毎年団員の入れ替わりがあります。今年のオケはどうか確かめるのがサマーコンサートの楽しみです。新コンマスも今日がデビューです。

 拍手の中に団員が登場し、最後にコンマスが登場して一礼。よしよし、と親心。1曲目は「スラブ行進曲」です。オケはステージ中央に密集した感じで配置。サマーコンサートらしく、白いジャケットの河地さんが登場して開演となりました。これはアンサンブルも良く、締まった良い演奏だったと思います。打楽器の音量と弦のバランスが悪かったように思いましたが、演奏自身は良くて、今年のオケラは良いなあと感じさせました。

 一旦全員退場して、オケのメンバーの入れ替えがあり、2曲目は「ステンカ・ラージン」です。さすがにちょっと乱れてしまいましたが、まずまず良い演奏だったと思います。

 休憩は15分とアナウンスされましたが、後半はなかなか始まらず、かなり待たされたように思います。どうしたのでしょうか。

 後半は編成が少し大きくなって、ブラームスの2番です。出だしの大事なホルンが決まらなかったのが残念であり、その後もアンサンブルの乱れが垣間見え、決めるべきポイントがイマイチ決まらなかったり、前半ほどには締まらなかった印象がありました。出だしが揃うともっと聴きやすかったのではないかと感じました。でも、アマチュアということを考えれば十分な演奏だったと思います。なお、演奏途中でチェロ奏者の弓が切れるというハプニングがありました。

 アンコールは2曲。締めには良い選曲であり、演奏だったと思います。コンマスが丁寧な礼をして終演となりました。緊張した様子でしたが、好感度満点。コンマス・デビューは大成功だったと思います。これからの活躍をお祈りします。

 これから年末の定期演奏会に向けて練習を積み、さらにレベルアップを図るものと思います。次はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、ショスタコーヴィチの交響曲第10番という意欲的なプログラムが予定され、東京公演もするそうです。ますます期待が膨らみます。 

(客席:2階C3−7、自由席:700円)