ニューイヤー・オルガンコンサート
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2010年1月16日(土) 14:00  新潟市民芸術文化会館  コンサートホール
 
オルガン:松原晴美、山本真希
打楽器:本間美恵子(*)
 
 
松原晴美、山本真希 (オルガン連弾)

 J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲 *
 ポンキエルリ:歌劇「ジョコンダ」より “時の踊り” *
 パッヘルベル:カノン

山本真希

 ブラーガ:バッターリャ
 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より “凱旋行進曲” *

松原晴美

 キュリー:みんなのための楽しいオルガン案内(りゅーとぴあ編)
 J.S.バッハ:小フーガ ト短調
 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より “誰も寝てはならぬ” *

本間美恵子(マリンバソロ)

 日本古謡:さくらさくら

松原晴美、山本真希 (オルガン連弾)

 ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」より “ワルツ”

(アンコール)久石 譲:崖の上のポニョ *
 
 
 今週は大荒れの毎日でしたが、今日は朝から晴れ間も見えてほっとしました。今日は休みなので、昼に西堀の三吉で中華そばを食べ、今月で閉店になる古町の老舗書店の北光社を覗いてりゅーとぴあに向かいました。思い出深い店が次々に閉店して寂しさを禁じ得ません。時代の流れと言ってしまえばそれまでですけれど。

 今日は恒例になったオルガンのニューイヤー・コンサートです。ニューイヤー・オルガンスペシャルと題して、オルガン探検ツアーとオルガンコンサートが今日と明日の2日間に渡って開催されます。4歳以上入場可で、小学生以下無料というファミリー向けコンサートですが、もちろん大人が十分楽しめる内容です。私は一昨年昨年のコンサートにも来ていました。スクリーンが設置されて演奏風景が映し出されることと、オルガンの連弾を聴くことができるのが目玉であり、楽しみです。

 客席は1階と2階・3階の正面の席のみ開放されました。ステージ中央にはスクリーンが設置され、左手に打楽器が各種設置されていました。客席はいつものオルガンコンサート程度の入りでしょうか。お子様連れの客も多く、初めての客も多そうでした。こういう機会を利用して、音楽に親しんでもらいたいものです。

 松原さん、山本さんの連弾に本間さんの打楽器が加わって開演しました。いつもの山本さんの親しみあるトークを交えながら進行しましたが、オルガンの多彩な音色を引き出す見事な演奏でした。スクリーンに映し出される演奏風景は興味深く、四肢を巧みに使って演奏している様子は、何度見てもすごいなあと感心してしまいます。

 連弾も、それぞれのソロも良い演奏でした。2人の個性の違いも感じられて楽しく聴けました。松原さんは初めてですが、大阪で活躍されているオルガニストだそうです。9日に宝塚で山本さんのコンサートがあり、そのときも共演したそうです。本間さんのマリンバソロも良かったです。昨年に引き続いての出演ですが、パーカッションがオルガンの音色にほど良いスパイスを加え、演奏を引き立てていました。

 アンコールにポニョを演奏して終演となりましたが、すばらしい演奏であり、企画だったと思います。オルガンの多彩な音色、奥行き感のある音など、これまで以上にオルガンの奥深さを教えてくれたように感じました。明日も同じ内容のコンサートが開かれますので、今日行かれなかった人は是非お聴き下さい。
 

(客席:3階I3-8、全席自由:450円:会員割引)