新潟市民吹奏楽団 第73回定期演奏会
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2007年5月13日(日) 14:00  新潟市芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:竹内公一
ゲスト:若狭和良(トロンボーン)  
司会:近藤京子
 
 
八木澤教司:ファンファーレ「若雉子は大空高く舞いて」
八木澤教司:吹奏楽の為の音詩「輝きの海へ」
ヨハン・デ・メイ:Tボーンコンチェルト(トロンボーン:若狭和良)

(休憩15分)

ジルベール・ティンナー:スパークリングサンバ
マービン・ハムリッシュ/浦田賢次郎・編映画「追憶」より 追憶のテーマ
マックス・スタイナー/ロレンツォ・ボッチ・編:映画「風と共に去りぬ」より
                               タラのテーマ
ロビン・デューハースト:ブラジリア
ジルベール・ティンナー:ウィンギン イット!

(アンコール)
千の風になって
コパカバーナ

 
 

 昨夜は不眠で朝から体調不良。家族は出かけて家の中は静かです。家にいてもストレスがたまるばかりなので、思い切って音楽を聴きに行くことにしました。吹奏楽でも聴いて気分をスカットしようということで、りゅーとぴあに向かいました。
 当日券を買い求めて入場しました。1階とステージ周囲をのぞく2階席のみ開放されて、3階席は閉められていました。かなりの盛況のようで、Cブロックは満席。Dブロックにどうにか席を確保できました。

 ファンファーレで開演し、曲目が進みましたが、曲自身のおもしろみがなくて、少々退屈しました。演奏は真面目で、少々重く感じ、軽快さが乏しいように感じました。
 元東響主席で新潟はおなじみの若狭さんが登場して演奏されたTボーン協奏曲も、トロンボーンの実力を発揮しきれないようで、今ひとつ面白味に欠けました。この曲は以前新潟商業高校の演奏で聴いたことがありましたが、その時の印象の方が強いように思いました。
 ちなみに、Tボーンというのは、TボーンステーキのTボーンとトロンボーンを掛け合わせたもので、第1楽章が「レア」、第2楽章が「ミディアム」、第3楽章が「ウェルダン」というユーモアある副題が付けられています。

 後半はポピュラー曲となりましたが、前半同様に真面目な演奏で、乗り切れません。「追憶」は若手サックス奏者の独奏が花を添えましたが、全体としては面白味に欠け、感動を呼ぶほどではありませんでした。
 ブラジリアでは再び若狭さんが登場しましたが、やっぱり盛り上がりません。どうにも欲求不満のまま終わってしまいました。アンコール2曲目でようやく会場から手拍子が出て、かろうじて盛り上がりましたが。

 演奏は遊び心が乏しく、真面目で重厚で重々しく、スイング感が乏しかったのが残念でした。曲目自身が面白味に欠けたのが一番の問題と感じました。聴き応えのする曲を選んだり、観客を楽しませるための選曲、遊び心も必要じゃないかと思います。昨年秋に聴いた新潟ウインドオーケストラは結構楽しめましたので、選曲を工夫すれば、もっと実力を発揮し、すばらしいコンサートになるものと思います。また、司会者が付いたのは良かったと思います。FM放送でおなじみの近藤さんのお姿を拝見できたのは良かったです。遠目でお顔はよく分かりませんでしたけど。

 外へ出ると天気はいいものの、強風が吹き荒れています。気分はスカットしないので、サウナで汗でも流そうとスーパー銭湯へ向かいました。
 

(客席:全席自由:2階D5-28、当日券¥1200)