りゅーとぴあ・1コイン・コンサート 〜ランチタイムコンサート Vol.14〜
絶妙なるハーモニー ”トランペット&オルガン”
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2004年9月11日 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
トランペット:高橋 敦
オルガン:和田純子
 
1.シャルパンティエ:「テ・デウム」より 前奏曲
2.J.S.バッハ:カンタータ第147番より ”主よ、人の望みの喜びよ”
3.アルビノーニ:協奏曲第2番ニ短調

(休憩15分)

4.フリードマン:ファンファーレ (トランペットソロ)
5.J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537 (オルガンソロ)
6.ヘンデル:組曲 ニ長調

(アンコール)
「冬のソナタ」のテーマ

 
 
 

 500円で聴けるランチタイムコンサートですが、これまで平日のことが多く、なかなか聴きに行く機会がありませんでした。今回は土曜日ということで、初めて参加しました。楽器別に多種多様なコンサートが組まれ、主催者の苦心が忍ばれます。
 今回はトランペットとオルガンです。トランペットの高橋さんは東京都交響楽団の主席を務める実力派。オルガンの和田さんはりゅーとぴあ専属でおなじみの人。

 会場に赴くと老若男女で大盛況。1階席、2階席はかなり埋まっています。1000人以上の入りです。トランペットはオルガン席に登場しての演奏。高橋さんの青シャツが目に鮮やか。トークを交えながら演奏が進みます。2種類のトランペットを持参していましたが、柔らかな音色にうっとり。オルガンとトランペットがよく合うことに驚きました。オルガンも良く考えれば金管楽器ですので、音色的に合うのだろうと思います。

 後半の1曲目はステージに登場してのソロ。演奏技巧を誇示するメニューなのでしょうが、曲自身はおもしろくありません。オルガンソロの後再びオルガン席に登場して演奏が続きました。

 アンコールに応えて、高橋がヨン様に扮して「冬のソナタ」を演奏。パイプオルガンがブルーにライトアップされ、ミラーボールが輝き、サービス満点に会場を盛り上げてコンサートは終了しあした。

 500円で1時間余りのコンサートで、気軽に聴けて楽しめるのは良いです。演奏の質もなかなかです。以前は無料のオルガンのプロムナードコンサートがあったのですが、いつの間にか消滅してしまいました。1コインコンサートがそれに代わるものなのでしょうが、500円なら十分元が取れることは間違いないです。この企画が長く続くことを願いたいです。
 

(客席:2階C8-32、自由席:500円)