ウィンナー・ワルツ・オーケストラ  〜宮殿祝賀コンサート〜
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2001年1月19日 新潟市民芸術文化会館コ ンサートホール
 
指揮:サンドロ・クトゥレーロ
ソプラノ:ユリア・デメンコ
 
第1部
1.酒・女・歌
(J.シュトラウスU)
2.気も晴れ晴れと(ツィーラー)
3.ヴェルディ仮面舞踏会によるカドリーユ(J.シュトラウスU)(バレエ)
4.喜歌劇「メリー・ウィドウ」よりヴィリアの歌(レハール)(歌)
5.喜歌劇「絹を着たヴィーナス」より(シュトルツ)(歌)
6.ピッツィカート・ポルカ(J.シュトラウスU)
7.ウィーン気質(J.シュトラウスU)(バレエ)
8.ジプシー(J.シュトラウス)
9.シャンペン・ポルカ(J.シュトラウスU)(バレエ)


(休憩)
 
第2部
1.皇帝円舞曲
(J.シュトラウスU)(バレエ)
2.小さい風車(ヨゼフ・シュトラウス)
3.ウィーンの森の物語(J.シュトラウスU)(歌)
4.無窮動(J.シュトラウスU)
5.ロマンス第2番(J.シュトラウスU)
6.ジョッキー・ポルカ(ヨズフ・シュトラウス)(バレエ)
7.エジプト行進曲(J.シュトラウスU)
8.中国風ギャロップ(J.シュトラウス)
9.喜歌劇「マリッツァ伯爵夫人」より(カールマン)(歌)
10.美しく青きドナウ(J.シュトラウスU)

アンコール)
1.ラデツキー行進曲
(J.シュトラウス)
2.喜歌劇「小鳥売り」よりワルツ(ツィーラー)(歌、バレエ)

 
 
 

 2001年最初のコンサートです。年の初めは、やっぱりニューイヤー・コンサート、ウインナ・ワルツでしょう。今年もウイーンとかヨハンシュトラウスとかが付いた楽団が多数来日して、全国を巡演しています。新潟も毎年何らかの楽団が来演しています。今年はその名もズバリ、ウインナ・ワルツ・オーケストラだそうな。実体がどうもはっきりしないですが、チラシによればウィーンで活躍しているそうで、来日も2回目だといいます。ここは硬いことは言わず、楽しみましょう。

 さて、暖冬・少雪の長期予報は大はずれ、連日の寒波・大雪でいささか疲れ切っていました。車は吹き溜まりで雪に埋もれ、高速道も連日閉鎖され、行けるかどうかも危ぶまれましたが、幸い寒波の峠は前夜までで、車を掘り出し、北陸道を快適に飛ばすことができました。
 今回は、下の娘が小学生になったので、一家5人全員で行くことにしました。我が家にとっては初の試み。こういう経験はいい思い出になるに違いないという親心。自宅に寄って家族を連れて、会場へと向かいました。

 会場は7分程度の入り。ステージには白い柱が配され宮殿という雰囲気を醸し出していました。多数の生花が飾られ、春を思わせる演出です。ステージの前1/3にはダンスのための真っ赤な絨毯が敷かれ、目に鮮やか。オケは、ヴァイオリン7、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1、管8、打楽器1の22人の編成。これに指揮者と、ソプラノ1人、バレエダンサーが男女2組が加わります。

 さて、演奏ですが、これは期待以上にすばらしいものでした。演奏は手慣れた感じで、ウィーンの雰囲気たっぷりに楽しませてくれました。オケの編成も、コンサートというより舞踏会という雰囲気を出すにちょうど良かったです。要所要所に歌とダンスを交え、ヴァイオリンやチェロのソロもあり、単調にならないよう楽しませてくれました。歌もけっこう熱演で、ブラボーの声も上がりました。
 演奏に関しては何の不満もなく十分堪能できました。テレビで見るウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートより遙かに楽しめました。プログラム上の最後は、当然美しく青きドナウ。そして、アンコールはお決まりにラデツキー行進曲で楽しく手拍子。最後は全員登場で新年の挨拶でお開き。ロビーに出ると指揮者が既に待機していて(足が速い!)サイン会が始まっていました。サービス満点なのに感服。

 会場は春の気分でしたが、外は厳寒。晴れて星が出てましいたが、その分冷え込みがきついです。明日は大寒。春はまだ遠いです。
 

(2階Cブロック7-16)