イル・ジャルディーノ・アルモニコ
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1998年11月20日  新潟テルサ
 
 

 
ロック:組曲「テンペスト」

ビーバー:「戦争」

J.S.バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第5番

(休憩)

ヴィヴァルディ:「四季」
 

 
 
 イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサートに行って来ました。イタリア・ミラノのバロック・アンサンブルですが、音楽雑誌やコンサートのちらしに攻撃的な演奏という評がされており、話の種に行ってみました。

 演奏はまさに攻撃的でした。バロック音楽というと上品な宮廷音楽という印象を持つ人が多いと思いますが、上品さとはほど遠い演奏でした。
 良く言えば若さあふれる演奏ですが、強弱・緩急は誇張の限り、やりすぎという感もあります。昔のスパイク・ジョーンズの冗談音楽(古すぎるかな)を思い起こさせるほど。
 しかし、ロック作曲・組曲「テンペスト」とかビーバー作曲「戦争」とか、珍しい曲を聴くことができました。300年前の曲とは思えないフレッシュな印象でした。

 後半はご存じヴィバルディの「四季」でしたが、日頃聞き慣れた「四季」とはほど遠く、メロディだけ借りた別の曲という感じでした。
 これまで「四季」と言えばイ・ムジチ。これに慣れた耳には新鮮でした。椅子に座らず終始立っての演奏。ソロ・ヴァイオリンの男はマフラーのような物を首に巻いていました。
 下品になる一歩手前で踏ん張っているという感じで、常識的な演奏に食傷気味の耳には快楽を与えてくれます。薄味の懐石料理のあとにキムチでも食べた感じでしょうか。ストレス解消にもなります。
 こういう演奏を楽しむだけの心の余裕も大切であろうと思います。でも初めて「四季」を聴く人にはお勧めできないなあ。

 ということで、楽しいコンサートでした。CDがいろいろ出てますので興味ある方はお聴きください。