今日は17時から、りゅーとぴあ・劇場で Noism の公演があるのですが、その前に、コンサートホールでこのコンサートがあり、時間的に良いつながりでしたので、聴かせていただくことにしました。
当初は行く予定ではなかったのですが、所用が早く終わって、時間ができましたので、急遽行くことにして、白山公演駐車場へと車を進めました。
車をとめて、りゅーとぴあに急ぎ足で入館し、開演5分前に入場し、3階正面に席を取りました。ふれあいコンサートということで、0歳から入場可能のファミリーコンサートですので、ホールは親子連れで賑わっていて、私のようなジジイは肩身が狭く感じられました。1階から3階まで、開放された客席は満遍なく埋まり、子供たちの声も賑やかでした。
開演時間となり、拍手に中に赤いTシャツの団員が入場し、全員揃ったところで、指揮の佐藤さんが入場しました。司会の星野さんと男性団員が登場して、楽しい掛け合いにより「えちごミュージック&ダンスフェス」と題された今回のコンサートの開演が告げられました。
1曲目は、ディズニーでお馴染みの「小さな世界」です。団員の歌声も交えて、楽しく演奏が進められました。軽い演奏を想像していたのですが、演奏の質は高く、しっかりとした美しいアンサンブルに魅了されました。大編成の楽団の重厚なサウンドが心地良くホールに響き、挨拶代わりの最初の1曲で、この楽団の質の高さがすぐに伝わってきました。以後、チャーミングな星野さんの司会により、楽しく演奏が進められました。
2曲目は、「強風オールバック」です。私は知りませんでしたが、世間では良く知られた曲のようですね。コミカルな演出で楽しませてくれましたが、小学生に扮した女性が可愛らしく、リーコーダー部隊による演奏を交えて、手拍子とともに演奏して、楽しませてくれました。
3曲目は、私は知らないものの、人気曲らしい「にじ」です。ミラーボールの照明効果とともに、ゆったりと、爽やかに演奏し、サビの部分では、観客は入場時に配られたリストバンドを手首に巻いて、手を振って盛り上げました。
この間、演奏の切れ目に、どんどんと観客の入場が続き、乳幼児も含めて、客席は座族連れで大盛況となりました。
司会者と客席との楽しい掛け合いがあり、黄色いトレーナーのダンスチームとともに、4曲目は、人気の「ジャンボリミッキー」です。演奏もさることながら、素晴らしいダンスでした。客席ではいっしょに踊る子供もいて、大きく盛り上がって休憩になりました。
休憩時間には、ステージで、トロンボーンの7人による楽しい演奏が行われました。ざわついた休憩時間ではありましたが、トロンボーンのふくよかな響きが心地良く感じられました。
後半の開演時間となり、拍手の中に団員と指揮者が入場。司会者と鬼に扮した男性二人が登場して、ユーモラスな曲目紹介があり、後半最初は「フニクリ・フニクラ」で、手拍子とともに、楽しく演奏されました。
続いては。、司会者と宅配の配達員に扮した男性との楽しい寸劇があり、祝電披露の後に、「魔女の宅急便コレクション」が演奏されました。お馴染みのメロディーが次々と出てきて、楽しませてくれました。
ソーラン節の踊り手4人と踊りを知らない設定の男性1人とのコミカルなやり取りがあり、「ドッコイショ、ドッコイショ」「ソラン、ソーラン」という掛け声とともに躍りの練習をして、ブログラム最後の曲は「南中ソーラン」です。
ステージ上の3人のほか、席で密かに出番を待っていた人も含めて、1階席の通路に4人の踊り手が出て、掛け声と踊りとともに、賑やかに、楽しく演奏が行われて、フィナーレを飾りました。
大きな拍手に応えて、アンコールに、お馴染みの名曲「地上の星」を力強く演奏して、肩の凝らない楽しい演奏会は終演となりました。
子供の泣き声が響き、演奏中も客の出入りのあるファミリーコンサートでしたが、演奏はハイレベルであり、私のように、家族連れでなく、純粋に音楽を聴こうというジジイも、大いに楽しめました。
総勢53人の大編成の吹奏楽団の迫力と、演奏技術の高さ、そして楽しさは、満足度の高いものでした。決して子供だましの演奏ではなく、吹奏楽として聴き応えあるもので、この楽団の素晴らしさを再認識しました。こんな演奏を無料で聴かせていただいて、感謝申し上げます。
当初は行く予定ではなかったコンサートでしたが、聴きに来て良かったと思いました。小さな子供たちが多く来られていましたが、楽しんでくれましたでしょうか。少なくとも、子育て世代の親たちは楽しめたものと思います。
次は、来年6月22日(日)に、りゅーとぴあ・コンサートホールにて、第28回定期演奏会が開催されます。素晴らしい演奏を聴かせてくれることでしょう。
6階のラウンジでこの原稿を書いていましたら、次の開場時間となりました。2階の劇場へ行くことにしましょう。
(客席:3階 I 2-9、無料) |