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尾道市立吉和中学校:吉中太鼓のあゆみ

吉中太鼓のあゆみ

尾道市立吉和中学校の吉中太鼓

「第4回尾道市教育フォーラム(2007年11月11日)」で配布されたパンフレット」に「吉中太鼓のあゆみ」が掲載されていました。

素晴らしい取り組みなので、ご紹介します。パンフレットはスキャナーで取り込み、PDFファイルにしていますので、正確にはそちらをご覧ください。

出典:吉中太鼓のあゆみ(PDFファイル)

フォーラムの様子については、茂木健一郎氏のブログが詳しい。

(2007年11月 金森国臣)


吉中太鼓のあゆみ

昭和62年、吉和中学校は荒廃のラベルをはぎ、落ち着いた学校に生まれ変わろうとしていました。とはいえ「授業に入れない」「昼前に登校してくる」「さぼって休む」等の生徒はなかなか減少しませんでした。「どうしたらこの子たちを学校に根付かせることができるだろうか」「どうしたらこの子たちの笑顔が輝くだろうか」と教職員は日々模索を続けていました。

そんな折「太鼓を見に来ないか」と福山市立誠之中学校から誘いをうけ、生徒たちと見学に行きました。その後ありとあらゆる太鼓チームの演奏を彼らと出向いて見学し、模倣から始めました。

運動会で初めて披露することになり、練習にも力が入ります。

そしていよいよ本番。額いっぱいの汗、一点を見つめるまなこ。今までこれほど真剣な瞳で物事に没頭したことが彼らにあったでしょうか。「ヤー!」最後のバチが天に向かって伸びた瞬間、今までに味わったことのない「人から拍手いっぱいでほめられる」ことの嬉しさと、「やり遂げた」ことの充実感で彼らの瞳は涙でいっぱいでした。

こうして大成功でデビューを飾り、「吉中太鼓」が誕生しました。

平成3年度(第5期生)

  • 「太鼓クラブ」を発足→9月1日から練習開始
  • 運動会(9月)、吉和町民運動会(11月)で披露

平成4年度(第6期生)

  • 「太鼓クラブ」を発足→9月1日から練習開始
  • 運動会(9月)、吉和町民運動会(11月)で披露
  • 宮本教諭が佐渡で「鼓童」から指導を受ける→新パターンを加える

中略

平成14年度(第16期生)

  • 広島県「トライ・やる21」事業の指定を受ける→全学年が「総合的な学習」の中で、太鼓の授業を受ける。太鼓を購入
  • 吉和地区敬老会(9月)、運動会(9月)、やすらぎの家(10月)、文化祭(11月)で「吉中太鼓」を披露

平成15年度(第17期生)

  • 広島県「トライ・やる21」事業2年目
  • 県身体障害者福祉大会(9月)、吉和地区敬老会(9月)、地域芸能フェスティバル(10月)、文化祭(11月)で「吉中太鼓」を披露

平成16年度(第18期生)

  • 広島県「トライ・やる21」事業3年目
  • 宮本教諭が吉和中学校に転動してくる→全国太鼓教室に参加
  • 吉和こども祭り(8月)、吉和地区敬老会(9月)、運動会(9月)、吉和中学校教育研究発表会(10月)、吉和町民フェスティバル(11月)、文化祭(11月)、トライ・やる21フェスティバルイン西条(11月)、青少年健全育成大会(11月)で「吉中太鼓」を披露

平成17年度(第19期生)

  • 吉和こども祭り(8月)、吉和地区敬老会(9月)、運動会(9月)、県民文化祭芸能フェスティバル(10月)、広島県小中学校教頭研大会(10月)、吉和町民フェスティバル(11月)、文化祭(11月)、青少年健全育成大会(11月)で「吉中太鼓」を披露

平成18年度(第20期生)

  • 吉和地区敬老会(9月)、運動会(9月)、広島県視聴覚教育研究大会(吉和中会場10月)、全国育樹祭(10月)、文化祭(11月)、青少年健全(11月)で「吉中太鼓」を披露

平成19年度(第21期生)

  • 「吉中太鼓」を学校教育活動のコアとし、全教職員で太鼓の授業に関わる
  • 宮本教諭から「吉中太鼓」誕生についての聞き取りを行い、道徳の自作資料を作成
  • 吉和こども祭り(8月)に太鼓クラブの26名が今年度初披露
  • 吉和地区敬老会(9月)、運動会(9月)で全員が披露
  • トラック協会祭り(9月)にアトラクションとして「吉中太鼓」が参加

生徒感想文より(第20期生の頭(かしら))

「吉中太鼓」を終えて、今はとても寂しい気持ちで一杯です。

1年生の頃を思い出すと、入学して「はょ、太鼓うちたいなあ」と思っていたのを今でもしっかり覚えています。

サントコドッコイを打ちながら「ドッコイ、ドッコイ」と声を出すことが、できなかったのを覚えています。でも「太鼓を打ちたい」という気持ちは、とても強かったです。その気持ちはとても大切だと思います。

2年生の時は、先輩の太鼓を見てとても心を引かれるものがあり、「自分もあの太鼓を打つんか」と思い、心を入れかえることができました。先輩にはとても感謝しています。

3年生になると、1回目の披露は吉和小であった「子ども祭り」でした。とても、とても緊張していました。でも打ちきることができ、大きな自信になりました。

運動会では、先生のお母さんの体調が悪いのに、僕たちを指導しに来てくださいました。僕は「申し訳ない」気持ちと、「先生のためにも」と集中して打つことができました。みんながそんな気持ちになり、1回1回身を入れて打つことができ、とても太鼓と心の成長になりました。

1・2年生のみなさんは、今当たり前に打って太鼓の練習1回1回心を込めて精一杯打ってほしいと思います。そして、全員が打てる太鼓をつくってください。そして、ずっと太鼓を打ち続けてください。

最後に、宮本先生、○○先生、〜方、地域の方、保護者の方、そして太鼓を一緒に打った仲間、全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

昭和62年9月

「吉中太鼓」の創始者宮本教諭と第1期生。(吉和中学校運動会にて)「吉中太鼓」の歴史が始まった。

「吉中太鼓」の創始者宮本教諭と第1期生。(吉和中学校運動会にて)「吉中太鼓」の歴史が始まった。

昭和63年9月

第2期生からは、3年生男子全員で取り組む。竹や樽ではなく、太鼓を打ちたくて必死でした。

第2期生からは、3年生男子全員で取り組む。竹や樽ではなく、太鼓を打ちたくて必死でした。

平成18年10月

第20期生 全国育樹祭にて

第20期生 全国育樹祭にて

平成19年3月

第20期生の頭(かしら)から第21期生への、バチの受け渡し式

第20期生の頭(かしら)から第21期生への、バチの受け渡し式


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