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SEO対策

SEO対策

自分で行っている検索エンジン最適化(SEO)対策についてまとめてみました。

いまだにフルCSSのホームページが作成できないレベルなので、ここに記載しているSEO対策の内容は間違っているかも知れません。

しかし四苦八苦しながら見つけた項目もあり、参考になればと思い掲載します。

大体の感じとしては、SEOには次のような「通則」があるようです。

  • テキスト中心のホームページが好まれる。
  • いわゆる「過剰な対策」や「詰め込み的な対策」は嫌われる。
  • ちょこちょことした対策の実施が長期的には効果を発揮する。

私はホームページビルダーで作成しているので、操作説明の箇所はこのソフトに基づいています。

(2004年7月18日 金森國臣)(2009年7月 改訂)(2011年8月改訂)(2014年6月改訂作業中)


基本的なSEO対策

簡単にできる項目について記載しています。誰もが行っているSEO対策なので、抜群の効果が現れるかどうかは不明です。

順序に意味はありません。項目の分け方もキチッとしていません。

lang属性を記述する

HTML要素のlang属性を記述する。<head>タグのすぐ上に記述する。記述方法が不明なので「HTMLソース」で直接編集する(他の方法があるとは思うが)。これは必須なので必ず記述する。

<HTML> → <HTML lang="ja">

これは、使用している自然言語を明示することによって、検索エンジンが適切に機能するための補助につながる。日本語なので「ja」。

XHTMLのxml:lang属性については、よく知りません。

キーワードを決める

キーワードとは文字どおりカギとなる言葉であって、この言葉で検索されたときに上位に表示して欲しい単語を決める。

私の場合は基本的には「軍事用語」であり、このページに限って言えば「SEO対策」。ただしキーワードの種類が多いと、個々のキーワードの価値は相対的に低下するので注意する。

キーワードについて迷った場合、キーワード・アドバイス・ツールを試してみるとよい(例:関連キーワード取得ツール)。何らかのヒントが得られるかも知れない。他にも各種のツールが提供されているので試してみるとよい。

類義語を探すことで、キーワードの選択肢が増える場合がある。

主旨とは異なるが、「経費ゼロ」あるいは「出費ゼロ」などがキーワードとして有効なのかも知れない。他には、ダウンロード、フリー、売れる、期間限定、無料、成功など。

ページのタイトルを記述する

ページの内容が伝わる適切なタイトルを入力する。他のページと同じタイトルは使用しないこと。

キーワードはかならず含めること。そのキーワードはなるべく先頭におくようにする。会社名をキーワードにするのであれば会社名を先頭にし、商品名であれば商品名を先頭にする。区切りは「、」または「 | 」で区切る。

SEO対策、検索エンジン最適化 | ホームページビルダー

ただ、この方法がベストかどうかは不明。企業であれば、同業他社のホームページを参考にするとよい方法が見つかるかも知れない。

文字数は全角で32文字以内、半角で64文字以内にする。検索エンジンで表示されるタイトルは32文字以内と決まっているとのこと。

入力方法は3つある。

(1)[属性]ダイアログボックスで入力する

  1. [編集]→[ページの属性]
  2. [属性]ダイアログボックスが開く。
  3. [ページ情報]タブを押す。
  4. [ページタイトル]欄にタイトルを入力する。
  5. ダイアログボックスを閉じるときは[OK]を押す。

(2)[ページのSEO設定]ダイアログボックスで入力する

古いバージョンには、この機能がない場合がある。

  1. [編集]→[ページのSEO設定]
  2. [ページのSEO設定]ダイアログボックスが開く。
  3. [ページタイトル]の[文字列]欄にタイトルを入力する。
  4. [登録]を押し、最後に[OK]を押す。

(3)「HTMLソース」で直接編集する

「HTMLソース」で直接編集する場合は、<head>と</head>の間に記述する。

例:<title>ページのタイトル</title>

ページの説明文を記述する

ページの内容について説明した文を入力する。SEOにとって、どのような効果があるのか不明だが、いちおう入力する。

もちろんキーワードを含んだ文章にする。他のページと同じ説明文は使用しない。

入力方法は3つある。

(1)[属性]ダイアログボックスで入力する

  1. [編集]→[ページの属性]
  2. [属性]ダイアログボックスが開く。
  3. [メタ情報]タブを押す。
  4. [属性]ラジオボタンの[name]を選ぶ。
  5. [項目]欄に「description」と入力し、[値]欄に説明文を入力する。
  6. [登録]を押し、最後に[OK]を押す。

(2)[ページのSEO設定]ダイアログボックスで入力する

古いバージョンには、この機能がない場合がある。

  1. [編集]→[ページのSEO設定]
  2. [ページのSEO設定]ダイアログボックスが開く。
  3. [説明]の[文字列]欄に説明文を入力する。
  4. [登録]を押し、最後に[OK]を押す。

(3)「HTMLソース」で直接編集する

「HTMLソース」で直接編集する場合は、<head>と</head>の間に記述する。

例:<meta name="description" content="ページの内容について説明した文">

ページのキーワードを記述する

検索のときに使用されると思われるキーワードを記述する。SEOには役立っていないとの説もあるが、いちおう記述する。

キーワードの数が多くなると各キーワードの重要度が薄まるので抑制的に使う。

入力方法は3つある。

(1)[属性]ダイアログボックスで入力する

  1. [編集]→[ページの属性]
  2. [属性]ダイアログボックスが開く。
  3. [メタ情報]タブを押す。
  4. [属性]ラジオボタンの[name]を選ぶ。
  5. [項目]欄に「keywords」と入力する。
  6. [値]欄にキーワードを入力する。キーワードの区切り文字は、半角の「,」。
  7. [登録]を押し、最後に[OK]を押す。

(2)[ページのSEO設定]ダイアログボックスで入力する

古いバージョンには、この機能がない場合がある。

  1. [編集]→[ページのSEO設定]
  2. [ページのSEO設定]ダイアログボックスが開く。
  3. [キーワード]の[文字列]欄にキーワードを入力し、[登録]を押す。すべてのキーワードを入力するまで、これを繰り返す。
  4. [キーワード]欄にキーワードが表示されているので、確認して最後に[OK]を押す。

(3)「HTMLソース」で直接編集する

<head>と</head>の間に記述する。

例:<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3">

alt属性を記述する

画像に対してはalt属性(代替テキスト)を必ず記述する。リンクが設定されている画像の場合、そのalt属性はリンク先のキーワードと一致させる。

画像の上で右クリックする。

  1. [属性の変更]を選ぶ。
  2. [属性]ダイアログボックスが開く。
  3. [画像]タブをクリックする。
  4. [代替テキスト]欄に説明文を入力する。

検索エンジン最適化やウェブ・アクセシビリティに関するどの資料でも、画像のalt属性の記述を求めており、必須事項になっている。

ただ、どのような内容にすればよいか、最初はよく分からなかったが、そのまま素直に説明すればよいとの考えに至っている。

例えば、画像にリンクが設定されている場合は、「〜へのリンク」とすればよく、詳しく説明したい場合は、「〜について説明しているページにリンクしています。」とする。たんなるロゴであれば「〜のロゴ」でよいと思う。

できれば避けたほうがよいのだが、やむを得ず画像内に文字情報を入れなければならないときは、その文字情報をそのままalt属性に記述する。

画像のなかにある文字情報の例

このバナー広告の場合は、例えば「ロゴヴィスタ製品のお求めは便利なオンラインショップで」とする。

強調文字を使用する

重要と思われる語(キーワード)は強調文字にする(<strong>キーワード</strong>)。使いすぎないこと。1〜2個のキーワードまで。

  1. 強調文字にする文字列を選択する。
  2. [書式]→[論理強調]→[ストロング]

テキスト中心のページにする

ロボット型の検索エンジンは、ウェブ・ページに記述されている文章を自動収集している。画像が主体のページでは検索する手段がなくなるので、できるかぎり文章でページを構成したほうがよい。

検索エンジンに論理的なまとまりとして各文章を認識してもらうには、段落で入力する(<p>文章</p>)。文章の折り返しに改行(</br>)を使うと、見た目には文章は切れているが、論理的にはつながっていないのでSEOには適していない。

段落を作る方法は:

  • [挿入]→[段落]→[標準]
  • あるいは、連続して入力している場合は、「Shift キー+改行キー」を押す。

TBD

TBD


中級的なSEO対策

基本的なSEO対策は、ぜひやって欲しい項目ですが、ここに記載する項目はオプションです。

「基本」と「中級」の区別は、あまりキッチリしたものでありません。

リンクする

リンクするときは、リンクする先のページのキーワードを使ってリンクする。強調文字にしておくと、より効果が高くなるらしい。

例えば、「軍事用語」がリンク先のページのキーワードであれば、「軍事用語」からリンクする。

被リンク数を増やす

あるページに対するリンク数が多いと、そのページは重要であると見なされ、上位に表示される可能性が高くなる。

あらゆる機会をとらえて、リンク数を増やすことが望ましい。ただしブログの場合、トラックバックはすでに効果がなくなっているらしい。

とりあえず自分で可能な対応策としては:

  • 各ページからトップページへ「戻るボタン」などでリンクする。
  • 友人・知人に依頼して相互にリンクする。

自分で大量にページを開設し、そこからリンクを張るという手もある。しかし、お勧めしてよいことなのかどうか判断しづらい。「グーグル爆弾」で検索すると、詳しい方法がみつかる。

<noscript>タグを記述する

JavaScriptを使っていないユーザーのために、<noscript>タグを記述する。

<body>〜</body>の中に記述する。(<head>〜</head>の中ではないことに注意)

例:<noscript>本サイトを利用される際はJavaScriptが有効になるように設定してお使いください。</noscript>

見出し要素を使う

論理的なページが上位に表示されるとのことなので、見出しタグ(<h1>、<h2>、<h3>…)を使ってページを構成する。

とは言うものの、<h1>タグ、<h2>タグ、<h3>タグと順序よく配置するのはなかなか難しい。とくに<h1>タグは最初に出現しなければならないので、これにはずいぶん悩まされていた。

ただつい最近、画像のalt属性に記述されている代替テキストを見出しとして扱ってもよいことが分かった。

例えば画像を<h1>でマークアップすると、構造的には代替テキストが見出しになるし、しかもリンクを張ってもかまわないらしい。

<h1>
<a href="/example.html"><img src="/image/example.gif" alt="画像の例" width="185" height="80"></a>
</h1>

これで見出しの構成がずいぶん楽になった。これは「HTMLソース」で直接編集する。

隣接するリンクは「|」で区切る

構成的には、あまり見栄えはよくないが、リンクする文字が連なる場合がある。そのときは、区切り文字を入れる。

例:<a href="/privacy">プライバシーポリシー</a> | <a href="/copyright">著作権・商標について</a> | <a href="/sitemap">サイトマップ</a>

下部階層ページへの巡回を許可する

検索ロボットに対し、下部階層ページへの巡回を許可するMETAタグを<head>と</head>の間に記述する。

<meta name="ROBOTS" content="ALL">

トップ・ページにのみ記述すればよいと思うが、とりあえず全部のページに機械的に記述している。(あとで階層が下のページを追加するかもしれないので。)

ホームページビルダーの操作方法が不明なので、「HTMLソース」で直接記述している。

title属性にリンク・テキストの補足情報を記述する

リンク・テキストにマウスを置いたとき、補足説明が表示されるようにする。補足情報にはキーワードを含めるとよい。

例:<a href="gunji_yogo.html" target="_self" title="軍事用語の関連">軍事用語</a>

サイトマップのページをつくる

サイトマップのページをつくる。そのページには「サイトマップ」であることが分かるファイル名を付ける。

例:site-map.html

診断ツールを活用する

ウェブ・アクセシビリティについてチェックするツールが無料で提供されているので利用する。

例:ウェブインスペクター(富士通)

ホームページビルダーを使用している場合は、以下のツールを実行してみる。

  • [ツール]→[HTML構文チェック]
  • [ツール]→[HTMLクリーンアップ]
  • [ツール]→[アクセシビリティチェック]

TBD

TBD

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備忘用のメモ

軍事用語集を販売しているので、検索エンジンで自分のウェブ・ページが上位に表示されるかどうかは、「売り上げ」に直結する。いろいろ試してきたが「軍事用語集」というキーワードで検索したとき、グーグルの検索結果でだいたい7,8位に表示されるようになってきた。

ほんのささやかな工夫なのであるが、参考になるかと思いまとめてみることにした。ホームページビルダーでどのように設定すればよいかとのお尋ねもあろうかと思うので、操作法についても併せて記述した。

インターネットが普及し、ウェブが社会生活に欠かせない情報源になるにつれ、ウェブ・ページにもユニバーサル・デザインが求められるようになってきた。つい最近、ウェブ・アクセシビリティ(ウェブへのアクセスのしやすさ)について日本工業規格(JIS)が制定された。公共性の高いサイトは対応が求められることになろう。

ウェブ・アクセシビリティと検索エンジン最適化は表裏一体の関係にある。ぜひ「最適化」を行っていただければと思っている。(2004年7月18日 金森國臣)


では実際にどの程度の順位になっているのか、いくつかのキーワードで試してみた。いずれもグーグルの検索結果である(2004年7月24日時点)。修正する点があるとすれば、「軍事用語辞典」を追加し、「英和軍事用語集」を「英和対訳軍事用語集」に変更することぐらいであろうか。また検索結果をみると「同時多発テロ用語」よりも「アメリカ同時多発テロ用語」としたほうが上位になるようなので、これもキーワードに追加しておくことにする。

検索語 表示順位
軍事用語 10,11
軍事用語集 6,7
英和軍事用語集 1(但し総ヒット数が1件のみ)
同時多発テロ用語 3,4
航空自衛隊用語集 1,2(但し総ヒット数は14件のみ)
防衛用語 ヒットせず

その後、目立つようなSEO対策はしていないが、Googleの検索アルゴリズムが変わったのか、「軍事用語」で検索すると、ベクターで公開している「軍事用語IME辞書(航空編)(データ/文書作成)」が3番目に表示されるようになった。やはり有名なサイトが上位に表示されるようだ。(2004年10月2日時点)


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