「プリンスメロン」って、こうやって育つんだね
田山裕明さん
プリンスメロン
わたしたちがビデオで見た、熊本県球磨郡錦町の田山裕明(たやまひろあき)さんのビニルハウスで「プリンスメロン」が育つ様子の中で、とくに心に残った場面をまとめてみました。
ひろあきさんのビニルハウス

ひろあきさんのビニルハウスは、人吉(ひとよし)盆地の南の方にあります。山をこえると、もうとなりは宮崎県です。
このハウスの長さは、およそ80mです。この中に、およそ240本の「プリンスメロン」のなえを植えて、育てています。
「プリンスメロン」の作り方
ひろあきさんのビニルハウスでは、プリンスメロンを作っています。プリンスメロンは、1本のなえから3本の「子ヅル」をのばします。そうして、それぞれの10せつ目くらいに、1番果をつけます(このビデオでは、すでに1番果のしゅうかく時期をすぎて、2番果のしゅうかくが行われています)。
「プリンスメロン」の花のふしぎ
ツルがのびてくると、葉のつけねに花がつきます。め花の根元の「しぼう」がふくらんで、実になるのです。でも、温度が高すぎたりすると、め花ができません。それで、温度の管理にはとても気を使います。
それに、ふでやミツバチをつかって交配(こうはい)をするのですが、朝のうちにすませなければなりません。花がさいていても、おそくなってはダメなのです。


「プリンスメロン」の育ち方
交配から10日ぐらいたつと、野球のボールくらいの大きさになります。
そしてさらに10日ぐらいすると、ソフトボールくらいの大きくなります。
しゅうかくが近づいてくると、だんだん色が白くなってきます。それに、根からすう養分だけでは足りなくなって、近くの葉からえいようをすいとるので、葉っぱがかれてきます。
「メロンマット」のひみつ
メロンの下に、「メロンマット」というはっぼうスチロールの板をしいてやります。これは、下のビニールの熱で、メロンの表面がやけないようにするためです。
こうして大切に育てられた、ひろあきさんの「プリンスメロン」が、みなさんのもとに届くのです。
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最終更新日 : 平成8年2月25日