ヒロアキさんからメロンがとどいた!


〜学級通信「はばたけ」第6号(5/6発行)から〜

収穫前

大 型 連 休、い か が で し た か

 3日から5日までの3連休、楽しく過ごされましたか。ちょうどあいにくの天気でしたが、子ども達に様子を聞いてみると、それでもいろいろなところに出かけて、様々なことを体験してきた子が結構いるようですね。

 私は3日に、パソコン通信仲間である球磨郡錦町のHIROAKI(田山宏明)さん宅に、遊びに行ってきました。HIROAKIさんは3年前からことあるごとに、パソコン通信を通じて、私の学級の子ども達にお手紙(電子メール)や農業についての情報を送って下さっている方です。

 今ちょうどプリンスメロンの収穫期なので、ビニルハウスの中で生育するメロンの様子をビデオに収めたいと思い、出かけました。ものすごい渋滞に巻き込まれて難儀しましたが、それでもHIROAKIさんの解説つきで、ばっちり写してきました。HIROAKIさんから、学級の子ども達にすばらしいお土産もいただいてきましたので、来週の初めに披露したいと思っています。

 子ども達がどんな反応を示すか、とても楽しみです。

「プリンスメロン」って、こうやって育つんだね(ビデオの内容)


「ヒロアキさんのメロン」のビデオを見て


〜学級通信「はばたけ」第8号(5/12発行)から〜

HIROAKIさんのメロンを食べて

 先週号で予告をし、授業参観でもご覧いただいた通り、8日(月)学級の子ども達に、HIROAKI(田山宏明)さんのビニルハウスでメロンが育つ様子を、ご本人の解説入りで撮影したビデオを見せ、お土産にいただいたプリンスメロンを実際に食べさせました。

 いやあ、本当に分からないものですねえ。子ども達は、おいしいメロンの味に感動したのはもちろんですが、それが作られている様子(子ども達にとっては想像もつかない世界)をビデオで見れた感激が、想像以上に大きかったようです。

 では、子ども達は、ビデオのどの辺に興味を持ったでしょうか。その、ちょっと笑えないベスト3を挙げてみましょう。

 ○第3位…「メロンが花からできる」
 どうか、「そんなことも?」と馬鹿にしないで下さいね。小学3年生って、それくらいのものなんですね(私もびっくり)。

 ○第2位…「メロンが、ビニルハウスの中で作られていた(露地でない)」
 これまた、「ええっ??」という感じです。でも考えてみたら、私だって教員になって菊池に行くまでは、ビニルハウスの中なんて覗く機会はなく、何が作られているのか正確には知りませんでしたっけ。

そしていよいよ、
 ○第1位…「実が大きくなるとき、下に『メロンマット』をしく」
 ビデオのこの場面では、感動の声まで漏れていました。もちろん、私も知らなかったことではありますけど・・・。

 というわけで、子ども達は大人から見ると一見つまらない、そして実に素朴なところで、大きな感動を与えられたようです。それが、いただいたメロンをとりわけ美味しく感じさせる原動力になったのでしょうね。

 さて肝心の、メロンを食べた感想を綴った作文ですが、授業参観の中では少し時間が足りずに終わってしまいましたので、翌日もう1時間与えて書き込ませた結果、別紙の通りたいへん素晴らしい作品が仕上がりました。

 子ども達の作品の一部は、さっそくパソコン通信を通じてHIROAKIさんに送りたいと思っています。どんな反応が返ってくるか、楽しみですね。

ヒロアキさんへパソコン通信で送った作文


ヒロアキさんから返事がとどいた!


〜学級通信「はばたけ」第9号(5/20発行)から〜

ヒロアキさんから返事が届く

 先週号で予告していたとおり、先日の授業参観で書いたメロンの感想文などを、パソコン通信を通じて生産者であるヒロアキさん(田山宏明さん)に送ったところ、さっそくそれらを読まれた感想が届きましたので、以下に紹介します。

 まずは、先週号に紹介した「子ども達が興味をもったところ ベスト3」に対する感想からです。子ども達には少し難しいですが、とても考えさせられる内容ですね。

ヒロアキさんからパソコン通信でとどいた返事(その1)

 さらにその数日後、今度は子ども達に宛てた、以下のメッセージが届きました。

ヒロアキさんからパソコン通信でとどいた返事(その2)

 このように、パソコン通信やメロンを通じてたいへんいい交流を経験させるでき、本当によかったなあと思います。

 でも、こうしたことがこれで終わるわけではありません。むしろ逆で、いよいよ本格的にパソコン通信の醍醐味を、子ども達に味わわせてやりたいと考えています。つまり、学級でのいろいろな出来事をパソコン通信を通して学校外の人達に知らせたり、あるいは逆に、疑問に思うことや知りたいことをパソコン通信を通して尋ねたり、そんなことに取り組んでいければ、と考えています。

 もちろん、3年生のことですからあまり多くは望めません。それに、相手の要ることでもありますし。でも、このことが子ども達と私の、よき共同体験になれば、と思っています。


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最終更新日 : 平成8年2月25日(バグ修正:3月31日)