脇芽の先に伸びてきた「め花」のつぼみがふくらんで、先の方に黄色い花びらの色が見えるようになってきました。いよいよ明日か明後日には開きそうです。草丈は十分に高くなったので、ツルの一番先をつみ取って(「摘芯(てきしん)」)、これ以上伸びるのを止めました。
ついに、待ちに待った「め花」が開きました。朝早くから、ミツバチ君たちが飛び回って花粉を運んでくれたようですが、念には念を入れて、「お花」の先(おしべ)を「め花」の先(めしべ)に押しつけて花粉をつける「人工授粉」をやっておきました。ちなみに、こうした交配の作業は、朝のすずしいうちにやらないとだめなんだそうです。
ミツバチ君たちもがんばってくれたおかげで、交配はうまくいったようです。「め花」の根元の「果房(かぼう)が、ぐんと大きくなりました。ただ、ありがたくない虫も活躍していて、また葉っぱに小さな青虫がたくさんついていました。もう薬を使わない方がいいので、一生懸命手で取りましたが、これで大丈夫でしょうか。
実は、たった1日でいちだんと大きくなりました。でも、青虫に食べられた穴も、ぐんと大きくなっています。なかなか根絶やしにすることができません。
さらにぐんと大きくなって、すっかり実らしくなってきました。もう大丈夫そうなので、1本に3個ずつならせていたのを、つみ取って1個ずつにしました。
今日から、2学期の始まりです。久しぶりに「アールス・メロン」と対面した人が多くて、大きくなっているのでみんなびっくりしていました。実はたった1日でまた大きくなって、完全に下を向いてしまいました。
だいぶ実が重くなってきたので、「吊り具」をかけました。実の重みに、ツルが耐えきれなくならないように、そして、ヘタのところがきれいなT形になるように、この道具を使います。実の成長はとても順調ですが、葉っぱの方に「うどん粉病」が発生しました。すぐに消毒をしましたが、とても心配です。
最終更新日 : 平成8年11月10日