ケイ酸塩の世界 黒田一幸(早稲田大理工) 「粘土は誰でも知っている。「ゼオライト」はそれほどなじみがなかろう。 粘土の主要構成成分である粘土鉱物は層状の結晶構造をとるものが多く、一方 ゼオライトは三次元の規則的な骨格をもつ。組成からみると、これらはいずれ もケイ酸塩と呼ばれる物質である。また可溶性ケイ酸塩の一種であるケイ酸ナ トリウムからシリカゲルは製造される。 本講座ではこれらケイ酸塩の多様な構造と反応をいくつかの実験を通して学 ぶ。
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