札幌某所の動画配信 今の札幌動画

現在配信は停止しています
 ついに動画配信まで初めてしまいました。ここまで個人のホームページで必要かは議論のあるところですが、技術的には可能ってことです。静止画の転送に比べてやはり動画は何倍も訴える情報量が有るなと思います。この画像はまったくの不定期に動画配信されますが、運が良ければ札幌の某所の動画をお楽しみいただけます。

 Media Encoderによる動画ライブカメラの設定

1)はじめに
 まず断っておきますが、相当難しいです。インタネに関する知識ではユーザレベルでは難しいと思います。必要な知識は「初級シスアド資格」が最低条件。インタネのパケット通信の原理とpassに関する知識も必要です。加えてDNSとは何か、IPアドレスとは何かの知識が必要です。逆に言うと動画配信が自分の家から出来るために勉強する対象ってことで、是非ともチャレンジをお勧めします。費用は月に数百円ですし辞めたければ好きなときに解除すれば以後のランイングコストは不要です。

2)まずはエンコーダーを入手する。
マイクロソフト メディア エンコーダーにて必要なソフトをダウンロードします。リンク切れしてた場合「windows Media エンコーダー」でぐぐってみましょう。このあたりの用語知識も動画配信には必要です(かなぁ?)。
 このソフトを入手したらインストールします。その前にUSB接続のカメラのドライバーはインストールされてますよね。このホームページの順番だとカメラについてここで書く必要は無いと思うのですが、念のため。もし不明ならTopにて再度読んでください。起動すると「新しいセッション」ってサブウインドウが開きますが、これを即刻(笑い)閉じます。
 メニューの「プロパティ」をクリック。ここで「ソース」で始まるタブを含んだサブ・ウインドウが開きます。ビデオとオーディオにはチェックがされてるはずです。されてなければチェック・ボックスをチェックします。
ビデオで使いたいUSBカメラを選択します。オーディオは規定値のままで良いでしょう。音声を配信するなら「工夫(笑い)」しましょう。
 これで入力側は設定しました。次に出力側です。「出力」タブを開きます。ポート番号に8080が表示されていると思います。これを確認しておきましょう。変更しようとか「空きポートの検索」とかはもっと知識が未熟(私がそうです)なうちは触らないようにしましょう。とりあえず作った設定を「名前を付けて保存」しておきます。

3)セットアップの動作確認
 ここで動作確認です。
 microsoft media playerを立ち上げます(あ、持ってないとか無しですよ。事前にインストールしておきましょう)。先ほどのエンコーダの「エンコードの開始」をクリックします。次にmicrosoft media playerの画面で「ctrl+u」を入力して出てきた枠にhttp://1270.0.1:8080と入力します。これは自分のパソコンの8080ポートから出ている信号を取り込めっておまじないです。
 動画像が見えたら第一段階クリアです(ダーツの矢が一本手に入りました(フレンドパークかよぉ!)。

4)回線に流れているか確認
 ま、3)に成功すればたぶん大丈夫ですが、ねんのために家庭内LANに他のパソコンがあればこれで同じようにテストします。入力する対象はエンコーダーが動いているパソコンです。エンコーダが192.168.0.2のパソコンで動いているなら「http://192.168.0.2:8080」です。
これでも動画が見られてハッピーってなると思います。

5)インタネに動画を配信する。
 ここまで読んで解ると思いますが、動画配信にはポート8080を使います。モデムに直接接続してる人は少ないと思いますが、例えばサーバーの公開を行う場合は外部からのポート80へのアクセスを許可します。セキュリティの関係から内部からはsmtpとpop3とHTTPが出て行ける設定になっている場合が多いと思います。これに加えてポート8080が通るようにルータを設定します。設定は各自がお使いのルータの取扱い説明書を参考にしてください。
 通るかどうかは、先ほどの192.168.0.2のようなプライベートIPアドレスでは無く、ISPに接続した時のIPアドレスでmicrosoft media playeにて確認します。外部から8080ポートに入れるなら、ISPに接続したグローバルIPアドレスでも動画が確認できます。

6)ホームページに動画を張る
 上記5)までで技術的な対応は終了ですが、一般向けに動画を配信するとなると、いちいちISPからのグローバルアドレスを電子メールで連絡する訳には行きません。まして「microsoft media playeを立ち上げてctrl+uでhttp://nnn.nnn.nnn.nnn:8080を打って」なんて接続の都度ホームページに書く訳にも行きません。
 基本的にISPから割り当てられるIPアドレスは動的で、ISPの規模が大きいほど都度違います。そのためダイナミックDNSサービスの利用が必須になります。
 ホームページを参照するときに「http://www2b.biglobe.ne.jp/~mint/」なんて入力(もしくはお気に入りに登録)しますが、これはインタネで使えるグローバルIPアドレスではありません。インタネは全てIPアドレスで動きます。このURLをIPアドレスに読み替えているのがDNSサーバです。
 このDNSを動的に設定してURLは固定だがDNSサーバが変換するIPアドレスは逐次変更できるのがダイナミックDNSサービスです。僕はbiglobeのサービスを利用しました。
 ISPに接続する度に登録するのは面倒ですから、自動で登録を行ってくれる便利なソフトdiceも利用しています。
 これらのサービスやソフトを利用すると、いよいよ動画のホームページへの貼り付けです。ここのページのソースをコピーして使ってください。
 これで動画配信ホームページの完成です。
 常に動画を配信する必要は無いと思います。必要な都度エンコーダを起動して遠隔地の人に動画を配信してはどうでしょう。ペットの動画とか家族の現在の様子とか。ま、非常時には現場中継なんてのも出来ますから、平常時は時々動作テスト程度でよいと思います。
 これであなたも動画リアルタイム配信の放送局になれた訳です。